第4話 スキルの恩恵
「うおっ!?なんだこの板!?」
とステータスボードらしき物を見て驚いているとあることに気づく。
まさかの無職なのだ。社会人なのに無職なのだ!
そこを気にしてどうにかならないかと思っていたら
≪職業を選択しますか?≫
≪YES or NO≫
勿論YES!
選択可能職業一覧
剣士 騎士 社畜 密偵 魔物使い
運び屋 料理人 情報屋 操縦士
と俺が選べる職業は9個らしい、取り敢えずこの世界では戦闘力が欲しい。出来ればあのゴブリンにも俺一人で勝てるくらいの力が。なので下の四つと社畜は除外して残り四つ。剣士と騎士はシュバルツが似た様な役割をしてくれているしシュバルツサポートがあれば問題無いだろうし今は除外。密偵だが…戦闘力あるのかこれ?…分からないので除外。てことで残ったのは魔物使い…か。シュバルツとの相性も良さそうだしこれで良いかな。
≪魔物使いが選択されました≫
≪職業スキル 意思疎通Lv1 契約Lv1 従魔詳細Lv1
保管空間Lv1 を習得しました≫
≪契約Lv1意思疎通Lv1を《魔物使い》に統合しました≫
≪《魔物使い》に新機能が追加されました≫
≪職業ボーナスでステータスを加算しました≫
≪職業を選択した事により新機能が解放されました≫
≪世界初のSP獲得を達成しました。ボーナスで20pを獲得しました≫
≪職業選択ボーナスによりSPを10p獲得しました≫
うおっ!?色々一気に来たな…
…要約すると職業が魔物使いになったことで色々変わったみたいだな。
ステータスをまた確認してみるか。
《ステータス》
名前 井為瀬頼一
種族 人間
年齢 28歳
職業 魔物使い
Lv 1
保有SP30p
HP 21/21
MP 6/6
力 8(+21)
耐久 15(+26)
俊敏 7(+19)
魔力 3(+0)
耐魔 2(+12)
スキル一覧
通常スキル
剣術Lv1 体術Lv1 身体強化Lv1 気配察知Lv1
従魔鑑定Lv1 保管空間Lv1
特殊スキル
《継承》
固有スキル
《魔物使い》
えーと…スキルが増えたのとステータスが上がった…のか。
…ん?なんだろうか、このSPって奴…
この Pは多分ポイントのPだろ?
んじゃあSは…ステータスのS?いやスキルのSか?
≪SPの振り分けを行いますか≫
≪YES or NO≫
あ、これ振り分けを選択したらわかるんじゃないか?
YESっと
≪SPの振り分けを行う項目を選択してください≫
≪ステータスorスキル≫
…いやどっちの意味もあったのかよ!
取り敢えずスキルに振ってからステータスを上げるか
≪スキルの振り分けが選択されました≫
≪強化する既存スキルを選択してください≫
剣術Lv1 体術Lv1 身体強化Lv1 気配察知Lv1
従魔鑑定Lv1 保管空間Lv1
スキルに振るって言ったってどれに振るか…まずは自分の安全を確保する為に自衛出来るよう剣術か?
いや…剣はシュバルツが居ないと使えないし体術?
でもたかが人間如きの体術で殴ったところで死にそうに無いしな…なら基礎能力上げる為の身体強化か、そもそもモンスターに会わない為の気配察知か…
取り敢えずこの二つをLv3まで上げるか。
て事で上げた後のステータスだ。
名前 井為瀬頼一
種族 人間
年齢 28歳
職業 魔物使い
Lv 1
保有SP20p
HP 26/26
MP 6/6
力 13(+21)
耐久 20(+26)
俊敏 13(+19)
魔力 3(+0)
耐魔 2(+12)
スキル一覧
通常スキル
剣術Lv1 体術Lv1 身体強化Lv3 気配察知Lv3
従魔鑑定Lv1 保管空間Lv1
特殊スキル
《継承》
固有スキル
《魔物使い》
…おー!なんか…感覚が研ぎ澄まされてるって言うかなんというか…周りの事がすっと頭の中に入ってくる様な感覚が…
そして全身に力が張るのを感じられる…なんだろうか…今ならなんでも出来る様な全能感を感じる。
恐るべしスキルの恩恵…凄いな。
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