第4話 彼女には全く敵わない
今日は、土曜日。
俺は部活をしている真っ最中だ。
俺の部活は何部かと言うと、剣道部だ。
剣道は中学生になってから始めたのではなくて、小学三年生からしていた。
人には「強いよね」って言われるけど、そんな自分でも敵わない相手がいる。
それは、桜だ。
彼女も同じ経験者のようだけど、一緒に戦うと俺が必ず負ける。
だから「勝ちたい」って思って戦うんだけど、敵わない。
「悠希君、一緒に戦って」
「おう」
また今日も誘われる。
今日こそは桜に勝ってやりたい。
そして
結果はまた負けた。
仲間に負けるのも悔しいけど、好きな人だともっと悔しい。
彼女の強さを探りたいが、探る方法もわからず俺は休憩していた。
そんな俺の所に彼女が来る。
「そんな悲しい顔しないでよ、悠希君。
剣道は楽しんでなんぼなんだからさあ」
優しく彼女が俺に話しかけてくれる。
優しく微笑む彼女の顔が俺の心をまた掴む。
「申し訳ない、桜」
俺は優しく話しかけてくれた彼女に申し訳なく思い、謝った。
「元気だして、悠希君は充分強いんだから大丈夫だよ」
彼女は俺を励ましてくれた。
彼女の励ましに俺は元気が出てきた。
彼女はやっぱり優しくて好きだ。
「元気が出たよ、ありがとう」
俺は彼女にお礼を言って、その場から立ち上がった。
「頑張って」
彼女は応援してくれた。
その後俺は、楽しく剣道ができた。
とっても楽しい部活になった。
彼女には感謝だ。
桜、ありがとう。
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