第3話 定期考査と終わらぬ課題
前期が終わりますね。待ちに待った長期休みがやってきます。
しかしながら…前期が終わるということは、期末テストや期末レポートがあるということでもあります。私にとって切実な望みであった長い休日の前に、必ず立ち塞がる強敵です。
私がそこそこ成績が良い者であれば、何も気にしてなかったと思います。だってそこそこのスキルを得て卒業できればもう満足だから。各種理論とか実習のレポートに及第点を貰える程度に学問が頭に入ってれば、とある資格を得るには十分だったりしますから。
では何故私が今こんなに沈んだ思いでいるのか。成績があまりにもよくないからです。赤点まっしぐらな成績だからです。
一応こうなる覚悟はしてました。
だって私、高校時代の文理選択で、『どの分野で点が取れてるか』を考慮せずに『何に興味があるか』だけで選んじゃったから。
…当時から補習常連だった科目をよく使う方に行っちゃったんです。今考えれば実に頭が悪いです。効率も悪い。何がしたいかも定まってないのに、興味だけで進路を茨の中にぶち込むとか頭イカれてます。実際今心も身体もめちゃくちゃですし。
まあ当時もイカれてるなって自覚はしてました。だというのにこの道を諦められなかった…幼い頃からの夢とは本当に厄介なものですよホント。
本当は今もこんなん書いてる暇あったら勉強すべきなんですけどね。頭も痛くなってくるしペンだこがブヨブヨしてきたしなんか指痺れてきたし、弱音が誤魔化しきれなくなったので、頭と手を休ませてます。
唯一幸運だったことは、私が親しいものへの心情誤魔化し術に長けていたことでしょうか。泣きそうでも明るく…なんならいつもより元気に振る舞うことが出来ますから(それ以外の態度がとれなくなるとも言いますが)。
おかげで私のこのぐちゃぐちゃ度合いは親と弟妹にはバレてません。友だちはそもそも居ないので問題ありません。ビバ、ボッチ生活。多少の不便はあれど、探られることないしまあまあ快適。
まあ家族に対しては…1ヶ月経たないうちに成績表が実家にお届けされちゃうんで社会性方面のぐちゃぐちゃはバレるんですけどね…
少なくとも、友達いないことと、この精神については隠しきれる気がします…この態度で相手の神経逆撫でしそうだけど。
さてそろそろ勉強に戻らなければなりません。何しても落ちる気しかしないですが、やらないよりはやった方が心証がよくなると信じてますから。…間違いなく最悪の心証を与える成績にはなるでしょうけど…普段の成績からみて頑張った形跡を分かっていただけると信じたいです。
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