第4話 エルフとドワーフが戦争したらどっちが勝つの?

森皇紀3365年。

妖精戦争(一般的にエルフとして知られる長身で美麗な妖精とドワーフと称される髭面で矮躯な妖精のクズ領土争い)は続いていた。


始めのうち、エルフが全面戦争において有利だった。

総合力で概ねエルフが上回っていたからだ。

しかし決定打になるほどの差ではなく、戦争は長期化し泥沼になった。

するとエルフ側の人員が不足し始めた。


エルフは長命種であり、出生数が少ない。

平時には稀に生まれるエルフが長生きするのでエルフ社会は成立していた。

だが戦争により寿命を全うせずにエルフが死ぬようになると、エルフの数は急速に減少し社会システムが維持できなくなり戦争どころではなくなった。

領土を縮小しなければ生活圏を維持できなくなり、エルフは深い森の奥へと隠れ潜むような暮らしに変化した。

残された土地にドワーフたちは帝国を築き隆盛した。


そこへ長いレールガンを持った女子高生がやってきて、

彼女の前に一人の野伏レインジャーが立ちはだかった。

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