第3話 クズエルフは葛でも食ってろ

前回から100年、エルフの領土は再び緑豊かな地へと成り果てていた。


領土のどこへ行ってもくず(長いつるを伸ばしてからみついてくる繁殖力の高い地球の多年草…によく似たファンタジー植物をここでは地球の葛と似ていることから葛と翻訳している)が生えている。


領土のどこへ行っても葛が生えているというか、葛の生えているところあまねくエルフの領土といった様相であった。

ドワーフの土地は繁殖する葛によって侵略され、去ることを余儀なくされ、ドワーフの去った土地を我が物顔でエルフが歩いているのであった。


エルフは意図して葛を繁殖させることを学び、ドワーフの土地を奪っていった。

そこへ、長い弓を持った野伏レインジャーがやってきて、無数の火矢を放って葛の群生地を焼き払った。

ドワーフは葛の炎で武器を鍛えてエルフとの全面戦争に突入した。

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