16話【次のステップへ】

愛羅side


生徒会の任期も終え、今日からいよいよ新しい代に移る大事な日。それぞれが一言みんなに言う。3番目に私の番が来た。


「厚生常任委員でした西条愛羅です。

私は、1年の時に会計委員をやって2年の時に厚生になりました。思ったよりも辛いことは沢山あってでも精神的に強くなれたそう思っています。特に3年次はね笑。煩くもやる時はやるこのメンバーが私は割と大好きです。2年はこれから1年を引っ張ってください。1年はそれを観察して成長して言ってください。最後に、結愛。信じてるよ。今までありがとうございました」


長々と話してしまってすみません。と一言言い終わると、結愛が泣きついてきた。ちょ、みんないるのに…。頑張ってきた成果を沢山見て欲しいそう私は願っていながらも、優しく結愛の頭を撫でる。次の出番あなたなのに…笑。




ほんとに終わってしまった。

まだやりたいかと言われたらやりたくないけど、9人で頑張ってきて良かった。時々ムカつくこともあって怒った時もあったけど。。(リアルとマッチさせないで)後輩に託そう。きっといいものをやってくれるそう信じて私と果歩は生徒会室を出た。


進路説明会に行くといっていた桃を迎えに行き、3人で帰る。そう言えば何気にみんな進路決まってるんだよな。。果歩は保育。桃は栄養系。私は…まぁいいか。、のんびり帰れるのも久々だったので楽しかった。時々出てくる部活の話も面白かった。いつ引退できるのか分からないけど、、。


「あ」


「あらー、桃さん彼氏のお迎え?」


「ちょ、違うから!!颯太くんなんでここに来てんの」


「なんでって。帰りたいから」


「暑いなここ。果歩空気読んで帰ろう私たち」


「そうだね愛羅」


「ちょ2人とも!!!」


突然現れた颯太くんに桃を預け2人で帰ることに。なんできたのかはほんとにわからんけど…まぁ、いい事だよね(?)夕焼けとひんやりした空気の中に私たちの笑い声と、後ろから若干泣き声のある声で来る桃の声が空に響いた

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