15話【体育大会3】

果歩side


一番最初に着いたのは、、

なんと3組同時だった。運がいいのか悪いのか面白みがない。みんなそれぞれ私に思うことがあるんだろうなと思うけど、まぁ、置いておこう(酷い)


「なんと!3組が同時にゴールです!!

それぞれのお題を発表しますね。まず…」


観客である一般生徒のキャーキャーという声援。いやあ、これが見たかったんだよね。愛羅と桃の視線すごく痛いんだけどなんで。。?そんな思い出が体育大会一日目だった。二日目の球技どうなるかな。。






愛羅side


体育大会2日目。やるのは、バスケとバレーである。幸運なことに私は雨天の時にやる競技だったため、本部にずっといることになる。学校の体育館は割と広いため、男女混合でやってもあまり圧迫感はない。まぁ、体育大会出応援できるのも人数制限があるため、ほとんどがライブ中継で見ている。教室の方が涼しいからね。。


「愛羅写真撮っといてよ」


「分かってる」


バレーの補欠でいる桃に言われた。

どうやら颯太くんがバレーに出るみたい。まぁ運動してる所欲しいもんな。。体育教師の先生がそれでは始めると一言。ここから戦場の始まりだ。


「わぁ、これ凄い匂わせ。桃に送っとこ」


トーナメント性のバレー、バスケも終盤になった頃、私は先程撮った写真を桃に送った。きっと喜んでくれるに違いない。見る度にニコニコになる私を何かあったと会計の子が聞く。別に何も無いよ、そろそろ終わりだねと会話を体育大会に移させた。みんな頑張れ




「優勝はバレーは3のCで、バスケが2のAだって。」


「バレーはうちのクラスの女子でしょ?」


「うん。バスケは男子」


「接戦だったね」


気づけば終わってた体育大会。

長かったような短かったような。このあとは片付けをした。思ったより早かったな。3年目の体育大会は。帰り道にふと思う出来事はあっという間に終わる。


「生徒会の任期も終わりか。」


次の進路に向けて歩き進めなければならない。嫌だな

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