14話【体育大会2】
果歩side
「さぁ、始まりました。鷹高名物【借り人競走】です!!ルールは簡単、20m走走った後にある机にカードがあります。そのカードに書かれている内容と条件でゴールしてもらいます。ちなみに全部お題は発表させて頂きますのでご理解ください!!」
早速一走目の方は準備を始めてください。
私の放送に渋々ながらも動く選手たち。ちなみにカードは全員バラバラにした。お題考えるの大変だったな。。まぁそんなことはどうでもいい問題は、3走目だ。早くあの子たちの赤くなった顔みたいなぁ。。ふふ楽しみ
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時間は割と経ち、3走目
つまり、凌央くん、颯太くん、悠燈くんがいる。軽く準備運動をしている3人、さぁ面白い顔してね。パーンとスタートの合図がなる。全員が走り出し、一番最初に着いたのは颯太くんだった。どんな顔してるのかな、私の心はドキドキで満載だった。
颯太side
「…え」
一番最初に着いたのはいいもの、凄いのを引いてしまった気がする。これ絶対考えたの会長だろうな。考えるだけ無駄か、俺は目的の人に向かって歩いていく。
「桃先輩来てください」
「へ?私!?」
お題の通り
【一番仲のいい女の先輩】
【姫抱きでゴールまで】
を守り、ゴールまで一直線に向かった。
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桃side
「桃先輩来てください」
何が起きてるかわかんなかった。
大好きな颯太くんが私に来てくださいと言っている、あの借り人競走で、。応えるのに必死で
「へ?」
とか言ってしまった。我ながら間抜けだと思う。。突然失礼します、ちゃんとゴールまで行きますからと言って姫抱きにされる。じょ、状況を理解させて!!!
凌央side
「…はぁ疲れた。えっとお題…は?」
3番目に悠燈と共にお題のところまできた。
確認すると、少しバカにしてんのか?という内容だった。まぁこんなことをするのは一人しかいない。
「愛羅、来て」
「え!?!?!?!」
本部のところにいる、愛羅先輩を呼び捨てにして、腕をグッと引っ張ると、俺は乗ってといった。そうお題が
【本部にいる女の先輩で君が好きな人】
【おんぶしてゴール】
だったのだ。まぁ本部にいたの果歩先輩と男の先輩しかいなかったけど。。なかなか乗らない為奥の手に出た。
「今乗らないと後でどうなっても知りませんから」
「え!?!?の、乗るよ!!」
…なんか複雑だな。
愛羅side
「愛羅、来て」
突然の呼び捨てに戸惑う。桃の気持ちわかった気する(数秒前に見ている光景そのもの)後でお題言うからと言われた。そう言われても…視界の横でニヤニヤしてる果歩の顔が見えた。犯人はお前か!!
あたふたしてるうちにも凌央くんは何かとしてきて最終的にはおんぶされる形に。途中で聞いた。
「お題なんなの?」
「降ろしたら答えますよ」
悠燈side
「凌央も、颯太くんも凄いなぁ。
僕は…ん??」
こんなお題な人いないだろうと思いながらも探してみる。女装してる先輩なんてそう簡単に…
「悠燈!頑張れ(女声)」
ええええ。。唯一の男の先輩がいた
部活の先輩、名前は。笹倉大智先輩。まじか…
「大智先輩!!あの来て下さい!」
「え、俺?」
頼むから声戻らないで…
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