8話【…】


桃side


私の叫びが響き渡る。

近くにいた、愛羅は耳を手で隠していた。うん正解だと思う鼓膜破れると思うから、咄嗟の判断は完璧だと思った。さすが


しばらく4人で泳いでいると、凌央くんが口を開いた。


「2対2で分かれます?桃先輩も颯太もふたりの時間欲しいでしょうし、俺も愛羅先輩との時間は欲しいので」


ベストな考えですねと颯太くん。いや、バカに緊張するからやめてくれ、、あんたの彼女目すごい開いて驚いてるけど大丈夫?たまに思うこの子爆弾落としかけるからな…危険だわ。




「次どこのプール行きます?」


「ウォータースライダーのところがいいかな」


「なら行きましょうか」


結局2人になってた。

まぁ、あそこのバカップルはイチャイチャしてるんだろう、少し考えただけでも想像出来る…べ、別に羨ましいとかそういう訳ではないからね!!(誰に言ってんのお前)


元々入ってたプールから出ると、私たちはウォータースライダーの元まで歩いた。よく見るとカップルって意外といるもんなんだな。今まで気づかなかった。


「先輩?大丈夫っすか?」


「え?」


「ぼーっとしてたんで」


「あ、うん。大丈夫だよ!!ほらいこ!」


心配そうに見てくれる颯太くん。

大丈夫だよといい視線を外そうとした時、彼のお腹が見えた。この子少し腹筋割れてる…はぁ。。反則にも程がある。身長の割には大学はしっかりしてて、男の子なんだなと自覚させられた。




ウォータースライダーが近づく頃には、賑わっている声と、きみの後ろ姿にドキドキしている私が居た。どうしよう…好きすぎてやばい

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