7話【なんぱ×2】

桃story


更衣室に入る。

中は多くの人で賑わっており、私たちが入れるスペースは…


「桃!あそこ空いてる」


「ナイス!!いこ!」


心配はなかったようだ。

私と愛羅は2人でその場からロッカーまで走った。他の人も待っている事だし、早めに着替えるとするか。。水着に着替え、パーカーを着る。タイミング的にバッチリだったようで横を見ると愛羅も着替え終わっていた。


「更衣室から出よっか」


「そうだね」


貴重品をもち、更衣室から出る。

特に待ち合わせ場所は決めていないため近くの柱に2人でいることにした。


「君たち可愛いね」


「俺らと遊ばない?」


何これ前にも見たフラグみたいなもの。

なんぱをされた。趣味の悪い人達だな、、だって私の隣…


「は?誰がお前らみたいなやつと遊ぶかよ」


口悪い愛羅が発動してる。便利ちゃ便利だけどほんとに口悪いな笑。なんぱ野郎たちはそれでも構わないらしくしつこく言ってくる。2人とも彼氏いるのに…戸惑いながら、向こうは腕を触ってきた、やばいこれほんとにどこか連れてかれる??


「桃、待たせてごめん。」


「へ?」


「すみません、彼女には僕がいるので

取らないでもらってもいいですか?」


サラッと来れば、イケメン発言をしてきて守ってくれた。ほんと、この男というものは…

凌央くんも凌央くんで、愛羅のことを守っていた。『口悪い彼女にも俺という彼氏がいるので』とか言って、ディスってるけど本当は誰よりも好きなのが伝わるそんな優しい子だ。さすがになんぱ野郎も諦めたらしく、どこかに消えていった。


「守ってくれてありがとう」


「いえ、呼び捨てしてしまってすみません。…水着楽しみにしてますね」


「…へ?」


そこー!!イチャイチャするなぁ!!と叫ぶ愛羅。まぁいいんじゃないですか?と凌央くん。暑さのせいなのか、君への思いのせいなのか胸はキュンキュンしてたまらない

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