第12話弱音
精子が男のナニから出た、精子はベルトコンベアに流され目的地の卵子に特攻している。
精子は卵子の中に入りやがて受精卵へ どんどんと俺が育っていく 俺が3歳から7歳へ7歳から13、17、21、24...そして今の俺に成った。ドラッグでさへ俺を後悔させるのかよ...
今までの失態が走馬灯の様に幻覚で再現されたみたいだった。俺は泣きながら頭を床に叩きつけてた。酔いとハイで痛みは感じない、俺はコークのやり過ぎで鼻の肉が溶け鼻の穴が一つになっている、一つの穴から緑色の鼻水が滴り落ちた。頭からは血が出ている。やめてくれよ どこまで来るんだ
俺は呑む量とヤクの量を増やした。
気持ちよさと後悔が交互に押し寄せてくる奇妙な気分になる。
気持ちよくバナナボートに乗って陸の見えない海のど真ん中でうたた寝して目覚めたら入り口と出口が塞がれたトンネルの中、高圧ナトリウムランプが4つぐらい点いていて周囲オレンジ色に照らされている。
広く監禁された俺はまた泣いた。声を出して泣いてたと思う。頭を床に叩きつけながら。
玄関の向こうから声がしたと思う いや幻聴かもしれない。
だが鼻は一時逝っても耳は狂ってなかった。
隣人だった 男の方だ 俺は玄関の方へ行った
「なんだよ...」
「静かにしろつっったのお前なのになんでお前が騒がしくしてやがんだ!!!!うるせぇンだよくそ野郎が!!!!そんなに自分が女々しかったら自殺でもしやがれ!!!!お前のガキみたいな弱音が隣から丸聞こえだったぜ」
くそがひねり殺してやりたい こいつをスクランブル交差点の真ん中で失禁させてやりたい
だがこのドマゾにはご褒美になるだろうな
俺は酔いとハイの勢いで男を思い切り殴った
だが殴った感触を感じない 当たってないと思った
だけど男は悶えている。男が殴り掛かってきたが重い体をそう軽々動かせない でも痛みは感じない 当たってないのか?いや当たってるけど感じない。酒とヤクのおかげだ 自分のパンチがあたってるのもわからないし相手のパンチがあたってるのかさえわからない
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