第24話 エピローグ 少女の回想2
ジョニーがラヴァイトにあの人(少女)が高位の上級妖怪と言った時のこと。
“……大体のことはバレたようね”
ラヴァイトの頭に突然、声が響いた。
ラヴァイトは少女あの人の声だと思った。
“黙って聞いて。返事は要らない。ジョニーアイツにバレると面倒だから”
ラヴァイトにあの人が念話されてるとは気付かず、
ジョニーは自己陶酔してラヴァイトにあの人は説明していた。
“私は売女と言うのは嘘。処女じゃないのと高位の上級妖怪のことは本当。
私が君に付いていったは興味本位もあるけど、私のある役目のためなの。
純粋無垢な女じゃなくて御免なさい。
詳しくはここから生き延びてたら、話してあげるわ。
これが全て本当のこと。
最後にあなた、死相が出てるわよ”
あの人の声が消えた。
ラヴァイトが死んで半年後。
とある海の見える崖の上に墓標があり、その近くにに少女は体育座りしていた。
“ラヴァイトはここに眠る”
そうこの墓標に刻まれていた。
ラヴァイトが死んでから翌月。
あの人はラヴァイトの月命日なるとこの墓標に足繁く通っていた。
その時は必ず、この墓標の近くで体育座りをしていた。
そして、少女は虚空を見つめ、何をする訳でもなくそこで一日を過ごす。
まるで、死んだラヴァイトの幽霊がいるかの如く、この墓標の上を見つめていた。
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