第19話 地下闘技場3
アサトが居なくなって、しばらくした後。
あの研究所いた研究員の男が闘技場に
アルプススタンドから降りてきた。
ラヴァイトとあの研究所いた研究員の男は地下闘技場で対峙していた。
「僕の名前はまだ、言って無かったね」
研究員の男は子供っぽい口調で言う。
「そんなことはどうでもいいんです。約束通り、あの少女あの人を解放して下さい」
「もしかして君、ロリコン?まあいいや、僕の名前はジョニー。宜しくね」
ジョニーは小馬鹿にする口調で、ラヴァイトの要求を無視した。
「君には僕と戦うことになってるのを知ってる。
僕の知りうる限り、邪魔になり得るは君かお友達のアサトだけだからね」
ジョニーは悪役よろしくの事情説明し始める。
「アサトと君が手を組まれると厄介だから、
仲違いするように色々と手を回しておいたからね。
あの人やらも別の意味で厄介だからね」
「どういうことですか?!」
「君が今までの出来事の大体は僕が仕組んだ事なんだよ。
今まで僕が用意した数々の苦難な状況を乗り越えて、
友情を育んだ君とお友達との友情がドミノ倒しみたいに今、崩れたじゃないか?」
「ち、違う!!!」
「違わない。お友達が君を殺さないのは残念だけど、
君が苦しむように見捨て、ここから出て行ったから良しとしよう」
「何が良しとしようだ!!全ての元凶はお前だ」
「僕は知っている。僕は苦難な状況を作っただけで、
君達がその時にどういう選択を選んだのは君達自身の責任だよ」
「ふざけるな!!!」
「はあー、君との問答はつまらないから飽きた。
そろそろ、君をなぶり殺しのショーをしようと思う」
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