第15話 倉庫2

 突如戦闘が始まった。




 シュアが宙を舞い、アサトに向かって肩から小型ミサイルが発射される。




「挨拶代わりよ。」




「喰らうかよ」




 アサトは突進しながら、小型ミサイルを背中の大剣で切り払う。




「近づけさせないわよ」




 シュアは腕のマシンガンをアサトに向かって掃射する。




「そうは行くかよ」




 大剣を盾にしてアサトはシュアとの距離を詰める。




 しかし、シュアもアサトとの距離を詰めていた。




「近接戦闘は苦手と言った覚えはないけど」




 シュアの蹴りがアサトに襲う。




「それは知ってるよ」




 アサトはシュアの蹴り大剣で受け、カウンターで拳をシュアに叩き込む。




 それをシュアは腕をクロスして防御するが、勢いを殺せずに吹っ飛ぶ。




「あの頃よりは成長したわね、アサト」




「ああ」




「これを防げたら、あなたの勝ちよ。サイコ・バズーカ!!」




 シュアは精神エネルギーを弾にして打つバズーカを構える。




 これは精神エネルギーが大きければ大きいほど威力も大きい。




 しかもかなりの精神エネルギーが溜まっていた。




「なら、こっちも。斬神剣、解放!!」




 アサトの大剣から習字の達筆のような字が浮かび上がる。




 アサトの大剣の字が光輝く。




「その剣、使いこなせるようになったのね」




「ただ遊んでいた訳じゃないぜ」




「死んでも恨みっこ無しよ」




「ああ、判ったぜ」




 二人の間に一瞬の静寂が訪れる。




「発射!!!!」 




「神魔討滅、万斬閃!!!」




 二人の間に巨大なエネルギー同士がぶつかる。




 そして、一瞬の強烈な光と烈風が発生して巨大なエネルギーは消えた。




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