第6話
途方に暮れる俺…。
まずは、RENさんを探すしかない!
先ほど見かけた海のあたりに来てみたが、夕方の海にはほとんど人がいない。
恋人や散歩している人がチラホラ見かけるくらいだ。
水平線に夕日が沈むとてもきれいな空間。
毎日忙しい日々から少し解放されたようなこのひと時が自分を最高に気持ちよくさせていた。
と、この風景に浸ってしまっていたが、
砂浜に寝転んでいるようなシルエットがあるが、まさか…。
近づいてみると、やはりRENさん!
”もー何やってるんだよ!”
って思いながら近づき、
「RENさん、皆さん日本に帰りましたよ!」
「あー。」
”あー、て”。
「今日はもう帰れないんで、明日帰りましょう。」
「とりあえず、ホテル取らないといけないんで行きましょう。」
”てか、謝らないのかよ!
あー、一番苦手なRENさんと二人とは…早く日本に帰りたい…。”
イライラと明日までの覚悟とを自分の中で言い聞かせ、
また感情もしっかりと押し殺し、ホテルに向かって歩き出した。
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