第22話 落ち着きのないロボット
今日もバークとおばさんの元へ向かうユニカ達。
向かう途中機械と共存している発展した町に着いた。
町には、人間と恋人になっているロボットがいたり、人間と仕事をしているロボットがいたり、人間とロボットが一緒に趣味を楽しんだりしていた。
そんな中、一人どんくさい見守りロボットがいた。
そのロボットは、買い物に行っても忘れ物をしたり、寝かしつけた子供を泣かせてしまったり本当に見ていてどんくさいの一言で収まり切れない。
そのロボットにユニカは声をかけてみた。
ユニカ「そんなに慌てて大丈夫か。」
ロボット「はい大丈夫です。」
ユニカ「大丈夫ならいいが、ところで名前なんて言うんだ。」
ロボット「キリです。」
ユニカ「キリか。そんなに慌てたら失敗ばかりだろ。」
キリ「お恥ずかしいばかりでそうなんです。今回で99回目の転職なんです。」
ユニカ「次首になったら100回目じゃないか落ち着いて行動しろ。」
ユニカ「今日はなんかいい気分だ。そうだ俺が今日だけ手伝ってやるよ。」
キリ「本当ですか。ありがたいです。」
普段助けたりしないユニカだが前の世界のことを思い出したのか今回は助けることにした。
その後家の片づけ、子供の世話、食事の準備、洗濯、家事全般を手伝いユニカがいたこともあり、スムーズに進んだ。
キリ「ありがとうございます。」
家の住民「お世話になってありがとうございます。」
家の住民「本当に行っちゃうんですか。同居しませんか。この子だけじゃ心細くて別の人を雇おうと思ってるんです。その方がいいと思って。」
ユニカ「はい。人探しをしてるのでやめておきます。よかったなキリ。」
キリ「はい。これで落ち着いて行動できます。」
そして、家の住民とキリに別れを告げ、次の町に向かうのであった。
バーク「でもよかったの?金持ちそうだったよ」
ユニカ「いいんだよ。次の町へ向かうぞ。」
バーク「わかったよ。」
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