第11話 森の中の家

森で休憩中一人の少年が歩き回って何かを叫んでいた。


「おじさんが大変なんだ!」と誰もいない森で少年がさけんでいた。


助けたらめんどくさくなるなと心の中で思い、少年を無視してバイクで走りだそうと


すると、少年が足にへばりついて来て逃げれなかった。


仕方なく、少年に叫んでいた理由を聞いた。


「おじさんが木に挟まって大変なんだ。」と慌てながら泣いていた。


森の中に家があるらしい。


森の中の家まで案内してもらい、おじさんを挟んでいる木を破壊して助けた。


おじさんは無口でありがとうを言わなかったが、少年が代わりに言って少しむかついた。


おじさんはけがをしていた。助けたくはなかったが、少年が心配になり薬を隣町まで買いに行ってあげることにした。


このまま、買いに行くふりをして逃げようと思ったりも一瞬した。


これ以上かかわるとめんどくさい。


「薬を買ってきてあげるよ」とこんな森の中で済んで薬切れとかいうべたな展開だなと思い、まあいいかと買いに行行ってあげることにした。


町に向かう途中、右と左の分かれ道があった。


どっちの方がいいか迷いまくって結局右に行くことにした。


町に行くと薬屋を探すのに苦労した。


なにせ言葉の通じる人が少なかったからだ。


そして、薬屋を町の端まで行ってやっと見つけた。


さすがに薬屋では言葉が通じると思ったが、なかなか通じなかったが雰囲気で行けた。


こりゃ薬も買いに行きにくいと思って、店を出て帰った。


そして森の家に戻るとおじさんと少年がいた。


薬を渡すとおじさんがさっきの町のことばで小さい声でありがとうと言ってきた。


なるほど無口じゃなくてそういうことかと納得し、少年はたぶん通る人にいろんな言


葉を教えてもらってるんだと理解し、森を後にし左の道を進むことにした。



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