第2話 うちの子たちは喋るんです!!

「んぅ...どうしたの~?」

 そう言って起き上がったのは、茶髪で、セミロングの女の子だった。見た感じ、同い年である。

 えっ?情報が少ない?じゃあ、胸がデカい。どれ位かと言うと、灰崎がキラウエア火山みたいな「これほんまに山かよw」って笑われるくらいだとすると、この子は、「Oh......Mt. Fuji.」と反応してしまうくらいの大きさだった。いや、眼福眼福。

「朝から大きい声を出さないでちょうだい。」

 次に起きたのは、白い髪のロングヘアの女の子だ。

 胸は、1番目の子に比べると少々小さくなるが、それでも十分なほどの大きさだった。うん、良き。

「んぅ、もう朝ですか。起きてください、りんごちゃん。」

「んんー、もう朝~?」

 最後に起きたのは黒髪ロングの女性と、金髪の外ハネショートの幼女だった。

 女性の胸は、見ただけて涙が流れ落ちそうになるくらいにデカかった。1番目なんて比じゃねぇぞ、これ。......うん、生きててよかった。そう思えた。おっと、幼女の方はノータッチだぜ。一言でもなんか言ってみろ?死ぬぞ?

 と言う気持ち悪い解説を頭の中で繰り広げていると

「あ!おはよう、ご主人様・・・・!!今日は休日だから、お散歩行こ!!」

「おはようございます、主様・・。」

「あっ、おはよー。旦那様・・・。」

ご主人・・・、おっはよー!!」

 各々、挨拶をしてきた。は?ご主人様?主様?旦那様?ご主人?えっ、何これ?どういう事?

 俺は、疑問に思ったことを口に出して聞いた。

「あのー...あなた達は、誰ですか?」

「えっ?酷いよ、ご主人様ー。あたしだよ、一だよ。」

「私は、風です。」

「私は、こうです~。」

「リンゴは、リンゴだぞ!!」

 4人はそう言ったが、俺はさらに疑問を抱いた。

 俺はさらに聞いた。

「なんで人の姿をして、人の言葉を喋ってるの?」

「なんかね~、神様って人が『なんか今気分いいから、なんか願い言ってみ?叶えたるわい。』って言ったから、『ご主人様とお喋りしたい!!』ってお願いしたらこうなってた。」と一が説明してくれた。

 なんて雑なんだ神様。そんなので願い叶えていいのか神様。

 などと神様のことを心配していると

「ご主人様!!これからいっぱいお話しようね!!」

「これからよろしくお願いします、主様。」

「よろしくね~、旦那様。」

「よろしくだぞ!!ご主人!!」

 まだ聞きたいことはいっぱいある。

 けど、今はとりあえず...

「分かった。まだ疑問は沢山あるけど、取り敢えず服着よ?」

「「「「えっ?.........あぁぁぁぁぁぁぁ!!」」」」

 きずいてなかったんかい!!



 同日 灰崎の家

「くしゅ!!何か太陽が私の体を貶す発言をした気がする...。」











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うちのペットは賢いんです!! Haru @harukara1117

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