　先週はサラサグランドがどこにも売っていなくて、仕方なく高いコーヒー豆とモンブランを買ってうまうますることになったが、今週発売のジェットストリーム　ライトタッチインクも、絶賛どこにも売っていなかった。

　Xでは公式が「水色の箱が目印ですよ！」とかポストしているが、その水色の箱が無いんですわ、どこにも。無いものは探しても無いのよ。あのポストを読んでいると無性に腹が立ってくる。

　もっとも、ライトタッチインクに関しては、たぶん発売日には並ばないだろうと、もともと予想していた。

　なぜなら、ネット通販でも取り扱われていないから。

　通常、ネット通販では、文具は発売1～3週間前くらいから予約可能になって、発売日～発売日の数日前には販売開始される。

　しかし、ライトタッチインクに関しては、ほとんどの店で未だに扱われていない。

ネットで販売しているのはごく一部の店だけ。Amazonやヨドバシドットコムにすらない。こんなことは珍しい。

　今日立ち寄ったイオンの文具コーナーはサラサグランドもライトタッチインクも未入荷だったが、なぜか旧ジェットストリームの売り場が拡大していた。なんでやねん。いま旧ジェットストリームを仕入れてどうするのか。仕入れるならライトタッチインク搭載版でしょうが。

　そして、全く存在すら知らなかった、アクロボール150の新型が入荷していた。

　この新型アクロボールは、PILOTのトップページでも全く触れられていない。

　アクロボールのページにはこっそり"NEW"とか書いているが、何がNEWなのかは具体的には触れられていない。「シンプルなデザインになりました」とあるだけ。

　では、具体的に何がシンプルなデザインになったかというと、ラバーグリップがタイヤパターンでなくなったこと。

　アクロボール150の特徴はタイヤパターングリップだが、これが嫌いという人は少なからずいた。私は気にならないから、何が嫌なのかはわからないが。

　ともかく、そういうニーズに応えて、タイヤパターンなしのアクロボール150が登場したようである。

　それならそれで宣伝すりゃいいと思うのだが。あまりにひっそりと告知しすぎていて、ちょくちょく文具のサイトをチェックしている私ですら見落としていた新商品である。

　せっかくなので1本だけ買っておいた。

　発売日から1週間経っても、サラサグランドを入れる店が近所にどこにもなかったことは少し意外だったが、これは文具あるあるで、日常茶飯事ではある。改善してほしいが。

　しかし、ネットですら取り扱いのないライトタッチインクは本当に謎。Xの公式アカウントで「新発売」とか「買ってね」とか広告していて、買って応募したらなんか当たるキャンペーンとかもやっているので、三菱鉛筆的には売る気はあるらしい。

　しかし、肝心の流通が全くなってない。ネットですら発売日に売ってないってどういうことなのか。売ってなきゃ、いくら宣伝しても売れないのだが。買いたくても買えない。

　とにかく、文具業界の発売日のいい加減さは本当になんとかして欲しい。こんなにいい加減なのは文具くらいだと思う。

[2024.04.04 追記]

　発売から2週間経っても、どこにも売っていないライトタッチインク。

　公式ページの一番下に、取扱店一覧のpdfが掲載されていた。

　私が見落としていたのか、いつの間にか追加されたのかは不明。

　どうやら現状では、一部店舗での先行販売という形になっているようである。

　https://www.mpuni.co.jp/special/lite24S/index.html

　　(JETSTREAM Lite touch ink ｜三菱鉛筆株式会社)

　この一覧に、私の家からそこそこ近いところが載っていたので行ってみると、ちゃんと売っていたのでようやく買えた。

　というわけで、ようやく『ボールペン覚え書き』のほうにもライトタッチインクのページを追加することができた。

　(『ボールペン覚え書き』「三菱鉛筆　ジェットストリームシングル（Lite touch ink搭載）」)

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