コクヨ 大人Campus ハーフサイズ(クラフトボスコラボ)

 文具屋を物色していると、コクヨの大人Campusとサントリーのクラフトボスのコラボ商品を見かけた。


 コクヨの公式ページはこちら。ただし、キャンペーン期間が終わったら、クラフトボスコラボ商品の掲示はなくなると思われる。


 https://www.kokuyo-st.co.jp/stationery/otona-campus/halfnote.html


 ラインナップは、5mm方眼罫A5無線綴じノート、5mm方眼罫セミB5ハーフ無線綴じノート、5mm方眼罫セミB5ハーフリングノート。

 通常、大人Campusの方眼罫の表紙は黒だが、このコラボではラテ色とコーヒーブラウン色が限定で販売されている。

 また、店舗数量限定で、ノート1冊買うごとにステッカーが1枚もらえる。


 セミB5ハーフとは、B5ノートの縦幅を半分にしたサイズのノートのこと。パソコンと併用することを前提にしたサイズで、ちょっと前から流行している。100円ショップでも、このサイズのノートやメモパッドはある。



 前にも書いたと思うが、方眼罫のノートの表紙は黒や濃い色が多い。しかしこれは非常に困る。表紙に黒ペンで書き込みができないからである。

 仕方なく白ペンを買うが、白ペンはインクが固まりやすくて、すぐ使い物にならなくなる。あまり使う機会がないことも関係している。ペンは使い続けている方が機嫌よくインクが出てくれる。しばらく使っていないと固まりやすい。

 白ペンは黒っぽい表紙に書き込みするくらいしか出番がないから、使わずにペン立てに長いこと放置されがちで、それが、ただでさえ短い寿命をさらに縮める。



 方眼罫ノートの表紙に黒や暗い色が多いのは、方眼罫をよく使うのはビジネスマンで、黒はビジネスマンが好む色だから、らしい。

 しかし、ビジネスマンだって、表紙に黒ペンで書き込みできないのは不便だと思っているんじゃなかろうか。

 本当に人は黒表紙のノートを求めているのだろうか? 買うときは「黒カッケェ」とか思っていても、いざ使ってみたら、表紙に書き込みできなくてすんごく困っていやしないか? 実は黒じゃないほうがいいなあと思っている人は多いんじゃないの? いくら格好良くても、実用に問題のある色は本当は望まれていないんじゃなかろうか?

 私は常々、ノートの表紙は黒ペンで書き込める色にして欲しいと願っている。かつ、上品で落ち着いた色であってほしい。



 そして、ここにその答えがある。ビジネスマンが好む、上品で落ち着いた色で、かつ、黒ペンで書き込みができる色。つまり、ラテ色である。

 限定色とか言わず、ノートメーカーは頼むから5mm方眼罫のノートは黒じゃなくてラテ色にしてほしい。ビジネスマンの多くはコーヒーを嗜むし、コーヒー色はみんな好きだろう。つまり、ラテ色の表紙はビジネスマンにバカウケのはずである。そして、この色ならちゃんと黒ペンで書き込める。いいことづくめである。


 ここで重要なのは、ベージュとかタンとか言わないこと。あくまでラテ。実際これがラテの色かどうかは関係ない。コーヒーの色だと主張することが大事。

 なぜなら、ノートとコーヒーは相性がいいから。筆記作業のお供にコーヒーを飲む人は多い。だからノートもコーヒー色を名乗ることが重要。たとえ色味はベージュやタンと同じであっても、ラテ色という名前が購買意欲をそそるのである。


 というわけで今回、私はラテ色のセミB5ハーフのリングノートを買った。

 ノート業界ではもっとラテ色が流行るべきである。頼むから黒はやめてほしい。



 ただ、これだけ熱く語っておいて何だが、今回買ったノートは表紙に書き込みをする必要がなかったりする。

 セミB5ハーフのノートは、先にも書いたように、パソコンと併用することを前提にしたノートである。パソコンに向かってキーボードを打ちながら開いたり、書き込みしたりすることを想定したサイズ。

 そして、こういうノートは、メモ帳的な使い方が主になる。基本的に使い捨てで、使用済みのページは破りながら使っていき、紙がなくなったら捨てて、次のノートを使う。つまり、表紙に書き込みをする必要がない。だったら別に表紙が黒色でも問題ない。

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