ボッタクリお得電気プラン
今年は特別節電しているわけではないが、なぜか電気使用量は前年度より総じて低くなっている。にも関わらず、電気代は高くなっている。
私はその原因がずっとわからなかった。料金プランの値段は上がっていないからである。なのに、どこで高くなっているのだろうと。
それがようやくわかった。燃料費調整額である。
一般家庭が電力会社と契約する場合、通常は従量電灯Aというプランに入っていると思われる。このプランでは燃料費調整額に上限があり、一定額以上上がらない仕組みになっている。
一方、なにかとセットならお得になるなどのプランでは、これに上限がない。
私の入っている「お得」なプランの場合、使用電力1kwhに対する価格は、従量電灯Aよりも1円安い。
しかし、去年の8月あたりからいつの間にか燃料費調整額がめちゃくちゃ上がっていて、今や従量電灯Aが1kwhあたり2.24円(上限いっぱい)なのに対し、8円~11円になっていた。
つまり、私の入っている「お得」なプランは、結局1kwhあたり6~9円ほど高かったのである。お得じゃないじゃん。
ざっと計算すると、ここ10ヶ月で従量電灯Aよりも25000円ほど高く払っていたことになる。馬鹿みたいな話である。お得どころか損してる。即刻、従量電灯Aに戻すことにした。
しかしだね。お得だと謳っているプランがお得どころか損になっているのなら、それは客にお知らせすべきなんじゃないのかね。公式サイトでわかりにくく掲示するだけじゃなくて、せめてメールとかくらい送って欲しいもんである。詐欺なんじゃないの?
まったく馬鹿げた話である。必死こいて真夏に死にそうになりながら節電して1000円の商品券とかもらっていたけれど、実はあのとき、プランを「お得」なセットプランから従量電灯Aに戻すだけで2000円くらい安くなったのである。
政府といい電力会社といい、お願いだけはするけど、客のために何かする気はないのね。
現在、お得な電気プランに入っている人は、契約内容を見直したほうがいいと思う。お得なつもりが、めちゃくちゃ損している可能性が高い。
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