【10】第2話 : 静かなメイドさん 〈2〉
「アンタは…警察本部の!」
「アクアディーテよ。
覚えて頂けたのね。
─サントリオ聖堂の
彼女はスカートをまくし上げ、
「動くな!」
伯爵に
「うぅぅぅん…オマエは、2ヶ月くらい前から、我が
何やら、コソコソ
「デスマスク伯爵。
「フン! 今夜の
伯爵の上品な横顔が、より
「それはどうかしら! 今、
彼女の左手には、ドラキュラでも寝ていそうな、小さな
「伯爵の様な
「始めは、この部屋の空気を吸うと、原則下に置かれてしまうものだと
アクアディーテが、伯爵のテーブルに置かれているワインを
「それよ! 伯爵の
そうか! 今夜の目撃証言が始まる前に、伯爵が来客一人一人に、感謝を込めてワインを
「体内に入った液体は、全身のニューロン(神経細胞)の中一つ一つに
─この女!
適格な
「お見事ですよ! アクアディーテさん!
私の
リヴァイアサンを標的の体内に入れる事を原則とし、その
伯爵は、小さな
「私の
今まで、二人の体内に入っていた、伯爵のリヴァイアサンは、この
『ガタン!』
自由になったタマちゃんが、突然、
「それじゃあ~アチキは、ここいらで、オサラバさせて頂くニャー!
まったく、命あっての
それに、皇国警察の姉さんが現れたちまったら、
『バリーン!!!』
言うが早いか、勢い良く窓を
伯爵が、スッと指先を動かした。
「動くなと
アクアディーテは一歩、
「 あの
これで、
伯爵は、そう
「それ以上、勝手に動くと本当に
アクアディーテが、再び
「
すると、伯爵によって
俺も応戦したいのだが、
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