【02】第2話 : サントリオ聖堂〈1〉
「ヤブザキ! お前、
ゼンが視線を
ソルト・マウンテン村の教会『サントリオ聖堂』に、300人の皇国警察が配備され、辺り一帯を
「本部、
早朝、皇国警察本部から、現場の立ち合い
サントリオ聖堂に
青白い表情に、
彼女達は、何かと
そのホクトに、
以下は、つい3週間前の出来事である。
深手を負ったヴァンセントが大量の
だが、そこから一切、足取りが
俺の方は、
─全く
片やホクトの方は、有無を言わさず実力行使で、
警察本部は過去の三度の失敗が、
本部の連中は厳重に教会の外を固めると、支援で
『ピピィィィー!』
「皆さぁーん!
耳を、ツン
数人の警察隊員が店のドアノブを、大きなハンマーで
─『OPEN』ボードが弾け飛ぶ。
続けて隊員が、なだれ込んだ。
「ホクト!
エルクの
「何だ? 朝っぱらから
警察の乱入を相手に、彼は
両刃の
「まぁ! 容疑者は、
隊員に緊張が
「鍛冶屋職人、ホクト! あなたの身柄を確保するわよ!」
エルクが、
「俺は、明日までに
彼は、警官連中には目もくれず
「まぁ…ちょっと! 私が目の前に居いるのに、何なの! その無視を決め込む、
隊員達が
『ジュュュュジジュュウ…!!!』
ホクトが、真っ赤に火入れを
すると、
隊員達が
彼が一瞬、
─そこへ。
「ホクト!
「かっ…
現れたのは、サントリオ聖堂のシスター。
マザー・オルドである。
「
シスターが胸に手を当てて、息を整える。
「
ホクト…
彼は、シスターをジッと、見つめたまま黙っている。
「では、こうしてはいかがでしょう…。
そのヴァンセントは、大変な重傷を負っているとも、お聞きしました。
ホクト…
シスターの提案に、俺が一歩出て発言した。
「実は本日、私が要請を受け待機してしいる訳は、マザー・オルドが言った通り、ホクトの右下腹部に受けているかもしれない、
突然、エルクの号令により身柄確保を力ずくで強行しようとした
「まぁ…!! 私ったら、ホクトの身柄の確保だけを指示されていて、
「それはきっと、私が警察本部から直接に要請があった
ホクトは、しばらく目を
「マザー・オルドが言うなら、そうしてくれ…」
と、素直に
「ホクト…。俺も、仕事で来ているんだ。お前に、何か
彼は何も答えない。
─
俺が、彼の服を
男性にしては、肌が
「私の医師としての
それを聞いた後も、彼は顔色一つ変えない。
「でっでも! それだけの証拠で、容疑が全て晴れる訳じゃ無いわ! 協力者としての疑いだってあるわよ!」
エルクが、
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます