第47ミッション キャラクターについて
K:リチャード・ムーア
本作の主人公、『先読みのK』ことリチャード・ムーア。彼は映画の中のスパイ像と前記した実際のスパイ像をミックスしたキャラクターです。高い能力とポテンシャルを持ち、使命感のある人物。Kのモデルにしたのは、トム・クルーズが演じた『MIP』のイーサン・ハントです。CIAに所属するエージェントで能力値のパラメーターがバグっている人物です。その能力を箇条書きにすると、
①ハンサム。
②何国語も話せる。
③ドライビングテクニックが異常。
④身体能力も異常。
⑤ボートやヘリの操縦ができる。
⑥相手の顔を一瞬で覚えられる。
⑦覚えた相手の似顔絵を正確に描ける。
⑧ボールペンの芯で手錠を開けられる。
⑨口の動きだけで会話を判断できる。
⑩銃を向けられた瞬間、奪い取って突き返す。または無力化する。
⑪膨大なデータを暗記する。
⑫やはりイケメン。
全6作品あるのですが、回を重ねる毎にアクションが派手になっていきます。Kにもその能力を全て盛り込みました。何でも完璧にこなすのに里桜の事になるとテンパる姿が面白かったですね。
Kは欲のない人間として書きました。前話で説明した通り、スパイはプライベートが削られます。潜入捜査は長くて3年らしいですが、その間も家に帰れず家族に会えなかったりします。Kには今まで己の時間というのを持つことはなく、空いた時間は勉学やトレーニングに励むという生真面目さでした。
けれど、里桜と出会った事で『彼女との時間』をなんとか捻出したいと思うようになります。タイトル通り『さっさと任務を終わらせて、可愛い彼女といちゃいちゃしたい!』です(笑)。女性経験も豊富だというのに、里桜に対しては恋を知った少年のように一喜一憂するK。ある意味当たり前のように『恋』をしていたのでしょうね。これからも里桜の元へ帰るために、即行で任務を終らせてくる事でしょう。
雲内里桜
今作のヒロインで不幸体質の女性。名前も『運がない』から『雲内(うんない)』にしました。里桜が呼び寄せる不運をKが回避するという構成がとても面白く、今回はどうしよう、次はこうしようというアイディアが色々浮かんできました。里桜の『不運』はKにとっては逆に追い風で、犯罪を未然に防ぐ事を目的とするエージェントにとって、不運ホイホイの里桜は意図せずKの実績とスキルを上げていました。案外、ナイスカップルです。
里桜は幼い頃から『不運』に見舞われていたため、締観した人生を過ごしてきました。嫌な事、良くない事は当たり前。幸福が訪れる事はなく、不運に動じる事のない凪ぎの心で生きてきました。
けれど、Kに出会って『不運を回避する』、『運命を変えたい』という欲が出てきました。一人じゃ難しくてもKも一緒なら、『幸運』を手にする事ができるでしょう。
マカロン
マジで有能な番犬。マカロンに関しては最初から登場を考えており、Kとの対立からの忠犬への流れが面白かった。Kが鍛えた事によりさらに鼻が効くようになり、警察犬や麻薬捜査犬に引けを取らない優秀さを持っています。
J:ジョナサン(ジョニー)・ロジャース
サポート役として一話から出ていたのに、登場したのは最後だけというこのキャラ。正直、彼に関しては消化不良なので、補足話としてちょっと書き足したいです。因みに『K』と『J』の元ネタは『メン・イン・ブラック』のエージェント『K』と『J』です。宇宙人の存在を隠すために暗躍する秘密エージェント達です。
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