アランとベルのこと・その4

 回数を重ねて4回目です。

 トーヤの3回を超えてミーヤと並ぶ4回目です。


「おい、なんで主人公の俺よりガキどもの方が回数が多いんだよ!」


 とトーヤがぶつぶつ言ってますが、なにせ2人だからねこっちは、で黙らせます。


 今回は二人の初恋の話をちょろっと書きたいと思います。


 ベルの初恋の話は第二部にちょろっと出てきますが、実は第一部にもそれを匂わす一文があったりします。気がついた方はほとんどいないと思いますが、かなーり前の部分に出てきているんです。気になる方は探してみてくださいね。


 つまり、そのぐらい前からその話は決まってました。

 今、本編中ではベルは13歳です。

 女の子はちょっとだけ早熟なので、ああいう生い立ちの中でそんな気配がまーったくない甲斐性なしの兄(なにおう! byアラン)とは違い、そういうのもちらほら見せたいなと思って入れ込んでいます。


 初恋とは言っても本当に淡い淡い、本人すら初恋かどうかの自覚がないぐらいの初恋なんですが、それはまあその生い立ちからしょうがないかなとも思います。

 何しろ何よりも生きることが全ての生活をしてきたベルです。両親が亡くなってのち、一緒にいたのは兄二人、しかも周囲もほぼ同じ境遇の子どもたちか怖い大人。そりゃそんな中で初恋なんてなかなか、だとは思います。

 

 それでも人って心安らぐ対象には、いつの間にか気づけば……なんてこともあるもんでしょう。

 もっと大人になって、また違う形で異性との関わりを持つ機会は増えるかも知れませんが、きれいな初恋を描きたいなと思ってそれもちょろっと入れた理由です。


 そして兄アランですが、こっちはまあ厳しいですね。

 これはアランの甲斐性だけではなく、その生き方とベルを守るという気持ちの上でやっぱりなかなかむずかしいという話です。お兄ちゃんかわいそう……


 ですがご安心ください、ちゃんとアランにもそういうの用意してあります!(やった! byアラン)

 ですが本編で出てくる可能性はかなり低いです!(なんだと! byアラン)

 かといって外伝で書く予定も今のところありません!!(ひどい…… byアラン)


 ですがこの物語、大部分の登場人物の人生は最後まで決まっていて、気の毒なお兄ちゃんにもちゃんと準備してありますから、その点はご安心ください(ホッ byアラン)


 ただ、まだまだ先、いつ頃出てくるかと言いますと、今書いてる第三部が終わり、ちょっと形を変えた第四部にちょろっと、ほんとーにちょろっと出てくる、かも、知れない、ぐらいのことです。


 アランががっくり項垂うなだれて終了してますが、まあ予定だからね? ちょっとは期待していいよ(ポン)

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