五十一章



 冬至とは復卦ふっけとも呼び、一年のうちで最も陰気が極まり、陽気が新たに生まれる境の日である。冬至の円丘祭祀えんきゅうさいしとは正月の儀式と同等に重要な行事だ。


 一泉では泉畿巌嶽せんきがんがくの南、泉宮からほど近い天円壇殿てんえんだんでんにおいて前日から諸官が慌ただしく登殿し式次第を滞りなく運ぶための準備にいそしむ。この日は祭儀を行う泉主もまた通常は前夜から泉宮を出発し潔斎を済ませるのが習わしだが、現泉主の体調はこの日を迎えても一向に快復しておらず、やむなく継嗣の王太子・姜亮きょうりょうが泉主代行として一切を執り行うことになった。


 摂政せっしょうである葛斎ももちろん来殿予定ではあったが大幅に遅れ、朝から始まる予定だった祭礼はひるを過ぎてようやく燔柴はんさいにえが捧げられ始めた。

 円丘と呼ぶとおりかどのない丸の壇上であり、三層に重なる石段の最上、その中心で泉主は天にこれまでの一年の感謝とこれからの無病息災を祈願する。開始の時刻が遅れたために王族が泉宮に帰還したのは陽もとっぷり暮れた時分だった。


 祭祀は動乱のなかで行われた去年とはまるで違い、より丁寧に、そしてさらに完璧に踏襲された。しかし今の葛斎にはこんな円丘での飯事ままごとなどもはやどうでも良いことだった。いまだ実感は無いが興奮はおさまりようもなく、ずっと体が震えていることは分かっている。叫び出したい嬉しさを輦車くるまの中で噛み締めながら、瞳に涙を滲ませた。ついに、――――やっと、成し遂げたのだと感極まって死んでしまいそうだった。


 もう一度何梅カバイに会いたい、と胸が張り裂けるほど痛む。昨晩久しぶりにまみえた彼女とはゆっくり語れなかったから。今すぐ顔を見て、喜びを分かち合いたい。私たちはついにやったのだ、完遂したのだと抱き合ってむせび泣きたい。やっとむくわれたのだ。今までの自分が払ってきたあらゆる犠牲が。両腕で肩を抱いた。夢ではなかろうかと何度も自問した。


わらわは…………」


 馭者ぎょしゃに気がつかれないよう、心中の雄叫おたけびを呟きに変えた。


大泉地せかいを救った――――‼」


 これがほんの小さな一歩だとしても、とうとうやってのけたのだ。








 冬至前夜。瑜順を伴い長楽宮ちょうらくきゅうを訪れた韃拓は闇に飲まれそうな静けさに自身もまた顔の色を消した。出迎えたのは宦官ではなく、王太后府に仕える冬騎とうき兵だった。しかしその数も乱の前より随分減った。多くは葛斎の寵兵として警戒され苛烈な拷問と私刑を受け命を落としたという。


 中へ入り、いつもの正庁ひろまへ辿り着けば、水瀑の壇上にはすでに葛斎と――そして王太子姜亮の姿があった。


「よく来た」


 今までと同じくぱちりと扇を打ち鳴らす。黒目がちの眼で睨むように見てきた。

「何梅からは聞いているな、二人とも」

 それには瑜順が答えた。

「私と私が九泉くせんから与えられた椒図しょうず、そして韃拓と饕餮とうてつ叩扉こうひの儀に必要なものはすべて揃いました」

 葛斎は重々しく頷く。

「天の扉をおとなうのに適したときは、陰の気が満ちる冬至の日。それも正子しょうしから正午しょうごに至るまでの間。それが過ぎると陽気が増して天門は遠くなる」

「遠くなる……?」

「足で稼ぐ道のりのことではない。とにかく、叩扉を行えるのは明日のひるまでじゃ。そして姜亮、おぬしはまず全てのことを見届けよ」

 少年は怯えを宿しつつもしっかりと頷いた。葛斎は立ち上がる。

「来や」



 一泉宮の北は内朝、さらには後宮、つきつめてその真北には黎泉をまつ霊廟れいびょう――天帝廟てんていびょうがある。常には閉じられた廟堂の扉は即位儀礼や大礼に開け放たれ、正旦の事始めにおいては後宮に暮らす王族、貴人、仕える宦官と下官が進物を持ち寄り祈祷を捧げ、一年の安全と安息を願うために使用された。周囲を巡るほりは一泉の主泉であり、つまり泉宮奪還作戦において鑲纁じょうくん軍の哈奈ハナたちが薬液を投下したのはこの場所だった。普段は封鎖された廟の前に香壇があるのみで、今日もそれは変わりなかったが屋根端には円丘祭の飾りつけのあかい房紐と金の鈴が垂らされていた。



 その扉を躊躇なく開ける。先導してきた冬騎は入らなかった。葛斎は手ずから燭台に火を灯し、ゆっくりと廟堂の中央へと進み、一度そこで礼拝する。御簾みすを下げた奥にはとぐろを巻く巨像、肢体を委蛇うねらせたけった大口を開けるたつ。見上げるほども大きく鱗の一枚一枚まで精緻な彫り物は眼に輝石をめ込まれ、わずかな灯火の光で荘厳さを増している。泉国での神とは水神であり、姿はなべてこのようなかたちだとされた。


 葛斎は再び立ち上がり、広間の端に歩を進める。暗がりに立ち止まって突然呼び掛けた。

「――角公。これに」

「何だ?」

 沈黙して成り行きを見守っていた韃拓は怪訝に近づく。磨かれた石床に屈むと、一箇所だけぼんやりと白い光を発する場所があった。

「……これに血を。数滴で良い」

 密かな声に眉を上げ、剣柄たかびを少しずらして指をあてる。ぽつりとも言わず落ちた滴はそのまま燐光を放つ石に吸い込まれた。



 軋む音にはっと振り返る。地の底でうごめくような揺れ。やがて壇上、御簾と神像の間の石床は、嵌木はめぎのごとく細かな目地の線で割れた。

 ごりごりと擦り音を響かせ石板は機械的に前後左右しひとつの大穴を形成していく。続いて巨像が地の底に空いたうろへ吸い込まれそのまま降下していき、見下ろしていればやがて穴の中央へと延びる白銀の大階段が出来上がって地響きは止んだ。


「これは……」

「そう。これが一泉の主泉へと降りる本当の道」

「降りる、だと?」

「我が国の源泉、もとの場所とは城と周りを囲む谷底との中点ほどの地下にある。どんな水脈の流れで地表に湧き上がっておるのかは妾にも存じ得ぬ」

 葛斎を先頭に石の階段を降りていく。風もなく、においもない、ただ冴えた冷気だけが彼らを迎えた。

 それほど降りていないと感じたが、振り返るとすでに入口は見えない。入れ替わって先に光をみとめる。王太子が怖じけて立ち止まったのを見て瑜順が手を取れば、無言の視線に少年は固唾かたずを飲み、しぜんと握る力を込めた。


 ついに階は途切れ、一行は巨大な地下空間に到着した。火の元もないのに幽光がさんとして青白くすべての輪郭が明瞭に見える。前面には先に下がっていった神像、階以外の外縁は波音ひとつ立てない澄んだ泉。葛斎はここから湧き出ていると説明したが水面は凝固しているかのように一毫いちごうもなびかない。そして降り立った石畳は四つの辺長と相対する角度が完璧に同一の正方壇だった。広大な石盤の浮島の端、各々の隅と中央にはかなえが配置されている。細かな意匠を彫り込まれた中には水が満ちていた。二段ほど高い中央から八方へと水渠みぞが延びる。


「これは北郊壇ほくこうだんじゃ」


 言葉もなく立ち尽くしていると葛斎が中央へ登りながら静かに言を紡ぐ。

「かつては夏至げしにも方丘祭祀ほうきゅうさいしとして儀式が執り行われたが詳しい式次第は散逸した。伝統を重んじるこの一泉でも今では地上の霊廟においてうわべだけの祭儀がなされるのみ。それだけ、我々の記憶は失われてきている。ここを使うことがあるのは即位と禅譲、そして昇黎しょうれい……いずれも、黎泉へ拝趨はいすうたてまつるときだけじゃ」


 中央真中点に据えられた大鼎のすぐ後ろには背の低い牌門が架かっている。まるでなにかの入口だとでもいうように。葛斎は王太子を促して共に九拝し、それから降りて白銀の階段まで退しりぞいた。


「あとは頼んだぞ、二人とも」


 頂上まで辿り着いた韃拓と瑜順は顔を見合わせ、牌門の前に並び立つ。ほぼ同時に手首を切り、水の大鏡に浸した。



 祖母の傍らで、姜亮は両手で口を押さえた。驚愕しておののいた体を抱き寄せられる。

「静かに。気を乱してはならぬ。言ったろう、お前は全てを見届けよ」

「でも……けて……‼」


 指差した、中央の壇上にいたはずの二人の姿は消失した。なにか光ったと思い目をつむった直後には彼らの纏っていたものが中身を散じて落下した衣擦れと剣鞘の打ちつける硬質な残響が一瞬鳴り、またしんと不気味に静かな青い暗闇に戻った。


「大事はない。あの者たちは昇黎したのだ。お前も本来ならばああして黎泉へと向かった」

「それは……つまり……」

「無論、泉根ではないゆえ落血らくけつの儀を行ったのではない。黎泉へ赴くこととはなべて昇黎なのじゃ、亮。だがお前はこれから先、一生おとなうことはない」

 え、と祖母を凝視する。

かんには禅譲してもらう」

「…………な、なぜ…………‼」

 いまだ理解追いつかず震える。

「もはやこの国を統べる力がないからじゃ」

 にべもない確固とした宣言にへたりこんだところで別の静謐な声が聞こえた。


「王太子殿下はこの世界で初めて『正しく』黎泉の呪忌のろいから解き放たれた泉主になるのです」


 葛斎は驚いて前方を見据えた。

「……何梅、そなたどうして」

わたくしの息子たちの勇姿を見届けずどうするというのです」

 神像の頭の横に座り凭れた何梅は面白そうに腕を組んでいた。

「それに、私に会いたかったでしょう、葛斎」

 白と赤の人影は笑みをたたえたまま小首を傾げた。

「私も貴女にとても会いたくて、勝手に来てしまいました。迷惑でした?」

「……歓迎する」

 微笑んだ葛斎に何梅は同じく笑み返し、音も立てずに石盤に降り立つ。ゆっくりと近づいて二人のもとへと階を登ってきた。姜亮に礼をとる。

「殿下、我らの勝手に巻き込んだ無礼を今一度お詫び申し上げます。しかし今回のことが成功したあかつきには、殿下にはもはや黎泉の天譴てんけんになど脅えることのない真の泉主としての大御代おおみよをお約束致します」

「……あらましは、お祖母さまにも聞いたが……それでは、私が王でなくとも良いのではないか」

 異人の女は微笑む。

「それはそう。ですがそうなれば民は混乱致しますゆえ、我らはこのことを公にするつもりはございません。影現ようげんの時に至れば自ずとすべてのことは明るみになり、波瀾はらんする間もなく天下の一切の憂いは解決します」

 ですが、と壇上を振り返る。「それが我らが生きている間に果たされるかは分かりません。ですからあえて殿下にお知らせ申し上げた。次代を受け継ぎしあなたさまに」

 いまや大凪だった泉は細かな波紋を立てて泡立っていた。水音を背に何梅はひとつ頷く。

「葛斎、今宵どのくらい時がかかるかは分かりません。王太子は冬至の出御しゅつぎょがあるし、先に貴女たちは戻るといい。あとは私に任せて」

 しかし遮った悲鳴が葛斎を揺らす。

「お祖母さま!泉が……‼」

 少年が半泣きで見た外縁の水は波を荒立て壇に降りかかり白銀の石畳を黒く汚した。まるで戦場の血飛沫と同じように。


 始まったか、と女二人は中央を睨む。徳門とくもんが――――閉じはじめた。


「あとは頼みますよ、二人とも」


 呟き、何梅はてのひらに爪を喰い込ませた。







 しばし呼吸するのを忘れていたのか、息せききって空気を吸い込み、処理しきれずに咳き込んだ痛みで意識が戻る。


「韃拓‼」


 気がつけば誰かに抱き締められている。苦しい、と引き剥がせば目の前の人物は濡れた前髪を顔に張り付かせたまま、口だけが見える。弧を描いて白い歯を見せた。

「大丈夫か?」

「…………瑜順?」

 いったい何が起こったかと目に入る滴を拭い、そのまま髪を掻き上げる。結髪はほどけ、衣は着ていなかった。慌ててあたりを見回すと青い幽光の大空洞、背の低い白銀の牌門に大鼎。はたと手を見る。

「しまった。扳指ゆがけは」

「問題ない。ここにある」

 差し出された指環にほっとし、受け取ってひとつ身震いしともかく衣を羽織った。

「ええと……俺はどうなったんだっけか」

 座り込んだまま見上げれば友は顔を伏せたまま笑う。

「黎泉に行ったろう」

 ああ、と息を吐き出した。そうだ、そうだった。瑜順もまたひどく疲弊したのか俯いて帯を締める手には力がない。

「俺は、俺たちは……やったのか?」


「ええ、よくやりました。私の救世者むすこたち」


 ふいに声が聞こえ、二人は登ってきた影に驚く。


「叩扉の儀は成功した。証に水は澄んだままです。本当に、よくぞやってくれました」

 何梅は力が抜けて膝をついた瑜順の頬を両手で包んだ。絞りもしていない前髪を払い、しばらくじっと見下ろす。

「……瑜順。椒図しょうずはどうしました」

「……申し訳、ありません。戻すことは出来ませんでした。九泉主くせんしゅには今一度お詫びと感謝を」

「そうか。よい。それはあちらも分かっていたことでしょう……韃拓、饕餮とうてつは」

 続いて問われ、韃拓は見えない鎖を辿る。

「いる……今は、気配は薄い」

「流石と言うべきか。お前にはもう頭が上がりませんね」

 文字通り項垂うなだれた母によせ、と言って見上げた。

「どのくらい経ったんだ?」

「今は至日の朝です」

 それには二人とも呆然とした。「朝?霧と雲の中にほんの数刻いただけのような気がしてたんだが」

「俺もだ。まるで時の流れが違った…………」

「黎泉とはそのような場所です。さあ、ここから出ましょう。あまり長居して騒がれてはまずい」

 地上へ続く階へと向かった何梅の背に従おうと韃拓は立ち上がり、横で少しふらついた瑜順の腕を掴んだ。伏し目がちの顔を覗き込み、驚きで硬直した。


「瑜順!眼が……‼」

「ああ、やはり変か?」


 弱々しげに笑った生気のない顔に異様に輝く赤い両眼が細められた。「光がみる」

「見えてるか?」

「それは心配ないが」

 韃拓は裾を裂いて彼の頭に巻き付けた。瑜順は笑う。

「おい、これでは何も見えないじゃないか」

「いいから、出るぞ」

 触れた手が死人のように冷たい。白い階を登りながらいまだ夢心地のまま後ろを振り向く。

「なあ、これでひとまずは終わったんだよな?」

 それには力強い頷きが返ってきた。

「ともかくも、この国の二つの天門は開闔かいこうに成功した。本当にお前はやってのけたんだ、韃拓。これで一泉は黎泉の支配から『正当に』逃れた。もう泉根の呪縛から解き放たれたということだ。王統を失っても泉は腐らない」

「本当に?」

「もちろんこんなことが広まれば混乱を招くから他言は出来ないし、これまで通り祭礼も儀式も続けられるだろう。この初めの一歩はかなり大きなことだ。韃拓、お前は英雄だ」

 なんだかな、と釈然としないまま小さく見えてきた出口の光を見つけた。

「俺は正直、こんなことをする必要があったのか身に迫っては分からなかったが。媽媽おふくろと太后とお前に言われたんじゃあ、やるしかなかったからな」

「お前には苦労をかけたよ。でも二回目の『選定』もきっと戻ってくると信じていた」

 瑜順は手を握り返す。


「韃拓、お前は俺たち一族の、いいや、この大地にいるすべての者の希望だ」


 劫末ごうまつ寰宇かんうにおいてようやく与えられた聖寵せいちょう。力ある天啓者てんけいしゃを得てこの世は真の泰平へ勇んで駆け出した。恵雨をぶ、瑞兆ずいちょう麒麟きりんの子。まったく新しい泉声みず、まったく新しい九天九地ぜんてんか



「…………瑜順?なんで泣いてるんだ?」



 苦笑して首を振った。まさかその選ばれた者の傍らにいて、自身さえもがこんな大それたことにくみする天命さだめを負うなんて、他の誰がそうでも現実味を持って受け止めきれないだろう。しかし手が届いた。有り得ない夢物語がいきなり具現化して中空に出現し、正直まだ嘘だろうという疑いが拭えない。けれど、それ以上に。

 眼が痛むのか、と覆いをずらしてきた主になんでもない、と笑う。韃拓は首を傾げた。

「なんだか今日はよく笑うのな。まるで昔みたいだ」

「……そうだな」

「そんなに嬉しいのか」

「ああ。嬉しい」

「そっか。……あのさ、別にいちゃいねえがどうしてお前が門に入れたのかきちんと説明してくれよ」

「何梅さまや太后から聞いていないのか?」

「訊いてもはぐらかされた。それに俺はお前から直接聞きたい」

 『選定』を受けていない瑜順が昇黎出来たことは偶然なんかではないから。そう言い切ってまた前を向く背に、分かった、と呟いた。

「落ち着いたら話すさ。全て。俺が今までどう育って、何を考えてきたか」


 瞼を下ろしていても眩しく感じる出口が間近に迫る。それは自分の心象とあまりにも酷似していて、また口許をほころばせて晴れやかに笑った。こんなに羽毛のように軽く温かい気持ちは生まれて初めてだった。良心の呵責かしゃく、劣等感、疎外感、今まで味わってきた心をり減らす一切の消極的な感情は消え去り、むしろ達成感と誇りで甘美に満たされていた。酒に酔うとはこういうことだろうか、などとどうでもいいことを思いながら、長く続いた暗い陥穽かんせいから輝く陽の下へと抜けでた。




  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る