第231話 爆上がり
名前:ロキ(間宮 悠人) <営業マン>
レベル:57 スキルポイント残:928
魔力量:676/676(+2108) 剣の魔力上昇でさらに+50
筋力: 341(+1518)
知力: 347(+824)
防御力: 335(+714) フレイムロック(+146) ヴァラカン(+687)
魔法防御力:325(+904)
敏捷: 340(+660)
技術: 334(+1205)
幸運: 335(+304)
加護:無し
称号:《王蟻を討てし者》
取得スキル
◆戦闘・戦術系統スキル
【剣術】Lv7 【短剣術】Lv7 【棒術】Lv7 【体術】Lv7 【杖術】Lv5
【盾術】Lv5 【弓術】Lv5 【斧術】Lv6 【槍術】Lv6 【槌術】Lv6
【鎌術】Lv6 【二刀流】Lv1 【投擲術】Lv3
【狂乱】Lv8 【威圧】Lv5 【捨て身】Lv5 【挑発】Lv4
【指揮】Lv5 【騎乗戦闘】Lv7 【身体強化】Lv6 【鼓舞】Lv5
◆魔法系統スキル
【火魔法】Lv7 【雷魔法】Lv7 【時魔法】Lv4 【水魔法】Lv6 【土魔法】Lv6 【風魔法】Lv6 【氷魔法】Lv5 【光魔法】Lv5 【回復魔法】Lv5
【結界魔法】Lv1 【魔法射程増加】Lv2 【魔力感知】Lv4 【発動待機】Lv2
【魔力操作】Lv6 【省略詠唱】Lv5
◆ジョブ系統スキル
【建築】Lv3 【採掘】Lv3 【伐採】Lv4 【狩猟】Lv7 【解体】Lv7
【料理】Lv6 【農耕】Lv6 【釣り】Lv4 【裁縫】Lv5 【芸術】Lv2
【描画】Lv2 【細工】Lv2 【加工】Lv3 【畜産】Lv4 【採取】Lv4
【話術】Lv5 【家事】Lv6 【交渉】Lv5 【楽器】Lv2 【薬学】Lv3
【作法】Lv3 【舞踊】Lv1 【歌唱】Lv2
◆生活系統スキル
【異言語理解】Lv8 【拡声】Lv3 【聞き耳】Lv3
【逃走】Lv4 【忍び足】Lv4 【俊足】Lv5 【跳躍】Lv4 【飛行】Lv7
【騎乗】Lv7 【算術】Lv4 【暗記】Lv5 【魔力譲渡】Lv3
【視野拡大】Lv6 【遠視】Lv6 【夜目】Lv5
【鑑定】Lv2 【心眼】Lv2 【探査】Lv5 【気配察知】Lv6 【隠蔽】Lv8
【罠生成】Lv6 【罠解除】Lv6 【罠探知】Lv1
◆純パッシブ系統スキル
【魔力自動回復量増加】Lv7 【魔力最大量増加】Lv7 【物理攻撃耐性】Lv5
【魔法攻撃耐性】Lv4 【鋼の心】Lv4
【剛力】Lv6 【明晰】Lv6 【金剛】Lv6 【疾風】Lv6 【絶技】Lv5
【豪運】Lv4 【封魔】Lv3
【毒耐性】Lv8 【麻痺耐性】Lv4 【睡眠耐性】Lv4
【魅了耐性】Lv1
【土属性耐性】Lv4 【風属性耐性】Lv3 【火属性耐性】Lv8 【水属性耐性】Lv3
◆その他/特殊
【神通】Lv2 【地図作成】Lv2 【魂装】Lv2 【神託】Lv1 【奴隷術】Lv3
◆その他/魔物(使用可能)
【突進】Lv6 【旋風】Lv5 【咆哮】Lv4 【爪術】Lv5
【噛みつき】Lv8 【丸かじり】Lv5 【踏みつけ】Lv7
【洞察】Lv4 【招集】Lv7 【硬質化】Lv6 【光合成】Lv4 【穴掘り】Lv8
【酸耐性】Lv8 【状態異常耐性増加】Lv7 【物理防御力上昇】Lv4
【嗅覚上昇】Lv4 【強制覚醒】Lv9 【睡眼】Lv3
【火炎息】Lv6 【灼熱息】Lv5 【発火】Lv6 【白火】Lv1 【炎獄柱】Lv5
◆その他/魔物(使用不可能)
【胞子】Lv5 【泥化】Lv5 【呼応】Lv7 【粘糸】Lv4 【脱皮】Lv3
【酸液】Lv7 【擬態】Lv6 【気化】Lv8 【毒霧】Lv5
【結合】Lv8 【分離】Lv8 【火光尾】Lv5
うーむ。
飛行しながらチラチラステータス画面を確認し、そして唸る。
(あの悪党たち、クズなくせにナイスだなぁ……)
使えそうなモノ、そうでないモノと様々だが、それでもかなりスキルの数は充実してきた気がする。
その中でも特にこれは嬉しいと感じたのがこのあたりだ。
【氷魔法】Lv5
もうほんと念願の氷魔法。時期的に今は使わないけど、夏場は重宝すること間違い無し。
【魔力操作】Lv6
大幅にスキルレベルが上がったことで、魔力を体外に少しだけ出せるようになってきた。放出はまったくできないが、上手くいけば【無属性魔法】の経験値を得られそうな気がする。ただ滲み出る魔力が黒いので、とても人様にはお見せできないが。
【魔法射程増加】Lv2
こういうの、地味に嬉しい。【魔力操作】レベル3で一度スキル開放のアナウンスが流れた後、スキル取得のアナウンスが表示されていたので、一応上位格のスキルっぽい。
【魔力感知】Lv4
魔物の体内にある魔石の位置がはっきりと分かるようになった。以前に魔力が黒くなった時、リアが俺の身体を調べるのに使っていたのがたぶんこのスキルなんだと思う。
【鑑定】Lv2
まだよく分かっていないけど、これから神スキルになる予定。女神様に頼らず装備を充実させるためには必須スキル。
【心眼】Lv2
こちらもレベルは低いけど神スキル認定。遠目から見ても魔物の所持スキルが分かるようになった。いちいち5体倒すとか、経験値から所持スキルレベルを推測する必要がなくなったのはかなり大きい。ただ『人』を覗いても、やはりというか所持スキルだけで、俺のようなステータス能力値は何も見えなかった。
【探査】Lv5
とうとうレベル5。射程は150メートル。これのために悪党狩っていると言っても過言ではない。
【魔力自動回復量増加】Lv7
杖を所持した遠距離職が多かったおかげでかなり伸びた。【飛行】してても自然回復量の方が多いとか、もうマジで神スキル。
【炎獄柱】Lv5
いったいどこで使うんだって話だけど、一応使えちゃった。でも【火光尾】は使えなかった。尻尾が無いからしょうがないね。
この辺りが個人的に熱いと感じたスキルだ。
他にも【光魔法】とか【灼熱息】とか、要所要所で使いそうな場面もありそうなスキルだってあるし、ジョブ系なんかもほぼ頂きモノだけど結構充実してきたと思う。
ただBランクでも、そこまで所持スキルは凄くない。
これが今回の悪党討伐で分かってきた。
所持スキルの幅は盗賊なんかと比べたら断然幅広いんだけど、スキルレベルはいっても5くらいであることが多い印象なのだ。
結局は職業ボーナスでスキルレベルを嵩上げしていて、その嵩上げ分というのは経験ではないわけだから、倒したとしても俺のところには入ってこない。
だから今回のように、世間一般で強いと呼ばれる人達をまとめて倒したとしても、大半のスキルはいいとこレベル7止まり。
今回突破できたのは【異言語理解】と【隠蔽】くらいなので、スキルレベル8の壁は相当厚いと思った方が良さそうである。
それと獣人ペット君が使っていた謎のスキル名は、たぶんだけど【体術】スキルで間違いなさそうだ。
探しても見当たらず、ボコスカ食らっていたイメージをそのままに「爆裂撃」って発してみたら、身体が勝手に、しかもかなり素早く動いた。
似たような動きをしたことからも、俺が使っていたように【体術】とか【剣術】って一々言わなくても
『スキルを使いたいという意思』『発動に必要な魔力』『固有スキル名』『その固有スキル名と紐付いている
この4点が問題なければ、その固有スキル名を頭の中で、もしくは声に出すことで即行動に移せる。
これが武器系統スキルの特徴なのかなと今は思っている。
今までは無駄が多かったってことだね。
そしてそして、ここもかなり重要なところで、今回の結果から【魂装】の認識が俺の中で大きく変わった。
防御力――ヴァラカン(+687)
デデーン!
見よ、この上がり幅!
複数のランダム要素を潜り抜けて最高値を追い求める作業というのは楽しい。
それは楽しいけれども、【魂装】から魔物スキルを得ようと思っていない俺からすれば、最上位加護の中でもちょっと地味じゃない? という印象を正直持っていたのだ。
が、ボスが絡めば劇的に変わる――これが今回分かったのはかなり大きい。
レア的存在なオーバーフレイムロックの時は、敏捷(+74)なんてなんとも微妙な数値を引き当ててしまったので、そこまで大幅な数値上昇なんて期待していなかったしね。
結局のところは、明らかにその魔物の得意そうな特性を引き当てられるかどうか。
ここ次第なので、試行回数を重ねられないボスはかなり運の要素が強いけど、それでも今後はボスから得られる能力値でステータス補強していくのがベストなんだろうな。
キングアントのような隠しボスだと、果たしてどんな数値になってしまうのか――。
ふふふ。
やはりスキルのレベル上昇なり、ステータス能力の上昇なり、何かしら成長していくのはすごく楽しい。
そう、伸びれば楽しいのだ。
伸びさえすれば……
ローエンフォートを出発して7日目。
現在俺は左手にパルメラ大森林を見据え、ヴァルツ王国の南部を西に向かって爆速飛行していた。
その間に南東にあるとされていたDランク狩場を含め、いくつもの町を通過してきたが、スキル収集はまったく進んでおらず、能力も何一つ上がっていない。
Dランク狩場はもちろん、Eランク狩場だって初めて見る魔物はいたのだ。
だが狩場に向かい、【心眼】を使えばすぐ落胆に変わった。
もう、そのスキルは持ってるんだよねぇ~っていう。
EランクやDランク程度だと、スキルレベルも1~3程度が基本になるので、相応にレベルが上がっているスキルを、こんなところでさらに上げようなんて気になるわけもなく即離脱。
この繰り返しをしていたら、どんどんマップ進行だけが進んでいってしまった。
ちなみに南部は平坦というわけではないものの、険しい山地もほとんど見られないため、傭兵ギルドの山賊、盗賊討伐もあまり見ることがない。
良いことなんだけど、なんだか凄く平和で、成長する機会がちっとも無いのである。
「風よ、後方に、勢いよく、噴出しろ~」
あばばばば――……
ならばしょうがないと、ブーストをかけてひたすら進んでいく。
【飛行】で使う魔力消費量程度なら、もう自然回復量が上回っているので、飛んでいても魔力がまったく減ることはない。
なので自然上昇経験値を少しでも稼ぐためにと、いくつか試していたうちの一つがこのブースト魔法だった。
両手と両足の裏からロケットのようなイメージで風を噴出させ、無理やり加速させる。
すると以前リルに抱えられて飛んだ時くらいの、凄まじい速度を一時的にだけど出すことができたのだ。
いやー速い速い。
速過ぎて、フェイスアーマーの下でも鼻水が凍るくらいの勢いでクッソ寒い。
(あっ……)
視線の先には村ではない、小規模だなと分かる町の灯り。
もう外は完全に暗いし、今日はこの町で一泊だろう。
(今日はアツアツふかし芋と、濃い味のオーク肉でも食べたいなぁ)
そんなことを考えながら、光に吸い寄せられる虫のように町の中へと下降した。
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