人物紹介(3)

*チェルシー ドロレス

 カマンベール男爵家の領民でクロエの幼馴染み。聖教会教室で学びセイラカフェでメイド修行をしている


*エミリーメイド長

 ゴルゴンゾーラ公爵家の筆頭メイド長、威厳のある権威主義のメイド長だがセイラカフェメイドの実力は認めている。技術の高いセイラカフェメイドをサロン・ド・ヨアンナに集めて宮廷作法の指導をしている。


*カミユ・カンタル子爵令嬢

 クロエやウィキンズの同期で下級貴族や平民の女子生徒のリーダー格。成績優秀で面倒見がよくクロエの庇護者でもある南部の子爵令嬢。


*シーラ・エダム男爵家令嬢

 同じくクロエやウィキンズの同期で西部パルミジャーノ州の男爵家の孫娘。祖父は実力派の国務官僚。


*ブレア・サヴァラン男爵令嬢

 ロンバモンテェ州の男爵令嬢。クロエとウィキンズの同期。カミユ、クロエ、シーラ、テレーズの五人でいつも集まっている。


*修道女テレーズ・シャトラン女史

 元は北部の準貴族の娘だったが故あって一家は離散し、南部グレンフォードで聖職者となった。教導派を憎み聖女ジャンヌを信奉している。王立学校ではクロエやカミユと成績を競い合っている才女。


*カマンベール男爵

 セイラの母であるレイラ・ライトスミスの叔父。実直で豪放磊落な、田舎貴族。前男爵であった兄が夭逝した折に跡目を譲って身を引いたレイラの母とレイラに何も報いる事が出来なかったことを悔やみ続けている。


*ルーク・カマンベール

 カマンベール男爵家の長男でルカやクロエの父。ルーシー・カマンベールの兄。領主の補佐として近隣貴族との交渉や領民の差配を取り仕切っている。聖教会教室や工房の導入、そしてジャンヌの主導で農業改革も始め、最近成果が上がりだしている。


*メリル・カマンベール

 ルークの妻。ルカとクロエの下にルキウスと言う次男も設けている。


*ルシオ・カマンベール

 カマンベール男爵家の次男で領地経営の全般を管理している。

 妻はケリー。長女のケレスと長男のルーカスがいる。


*ドリス、ラウラ

 カマンベール家メイドでドリスは若いころにアンの指導を受け今でも彼女を尊敬している。


*マルテル・ドゥ・ポワトー伯爵(大司祭)

 北部ポワチエ州の大司祭。優柔不断で小心者、短慮で目先のことしか見えていない。


*ポワトー枢機卿

 北部西側を牛耳る教導派枢機卿。一代でこの座まで上り詰めた傑物であるが現在は重病で生死の境にある。

 

*ヘレナ・ギボン女司祭 

 北部ライオル伯爵領の派遣筆頭司祭。シェブリ伯爵家の意を介して策謀している冷血で狡猾な司祭。


*カール・ポワトー 

 ウィキンズたちの一年上の教導騎士。同期のマルカム・ライオルを唆しなにか企んでいる。


*アントワネット・シェブリ

 北部の教導騎士団の重鎮、シェブリ伯爵家の娘。クロエやウィキンズたちの一つ後輩。カマンベール男爵領の何かを狙いクロエを貶めようと色々と裏で画策している。

 表に出ることなく、人を操って自分で手を汚すことはない。闇の首魁。


*ブエナ・デュポン

 アントワネットの専属メイド。裏の社会に通じており、そう言った荒事の手配を取り仕切っている。アントワネットの信頼は厚い。


*ランドッグ・オーブラック商会長

 北部一帯の教導派諸州を相手に商売を進めているオーブラック商会の商会長。販路を拡大するためライオル伯爵家を通して北西部への進出を企んでいる。


*シェブリ大司祭

 北部南方の教導派の拠点リール州のロワール大聖堂を拠点にする大司祭。野心家で次期枢機卿の座を狙っている。


*オズワルド・シェブリ伯爵

 北部リール州を治める大貴族。州都ロワールの教導騎士団長の肩書を持つ。父と同じで野心家。アントワネットの父。


*聖導女アナ・クリスタン

 聖女ジャンヌの側近で治癒術師として、ジャンヌの一番弟子。ジャンヌを思うあまり、結果としてシェブリ伯爵家の策謀にハマってしまう。


*修道女カタリナ&キャサリン

 ポワトー枢機卿の治療のためロワール大聖堂から派遣されている治癒術師。実家や教導派のやり方には不満を溜めている。セイラの治癒施術に感動し信奉している。


*カール・ヴァランセ聖堂騎士団長

 ゴルゴンゾーラ公爵領のクオーネ大聖堂に所属する清貧派聖堂騎士団団長。ジャンヌ救出のためカマンベール男爵領に派遣される。実はポワトー枢機卿には遺恨がある。


*ウィンストン聖堂騎士

 ヴァランセ聖堂騎士団長の部下。同じくジャンヌ救出のためカマンベール男爵領に派遣される。


*ステラ・シャトラン修道女見習い

 ギボン司祭の部下でロワール大聖堂付きの修道女。実はギボン司祭に騙されている。


*マリナーラ枢機卿

 西部諸州を纏める教導派枢機卿。権威主義で強権主義の典型的教導派聖職者。人望が薄く、最近勢力を伸ばしている北西部のパーセル大司祭に押され気味。権力の回復に焦っている。


*フォン・ド・ブラン大司祭・ボッタルガ大司祭・カチョエペペ大司祭

 西部諸州の主要な大司祭。


*シシーリア・パーセル大司祭

 アヴァロン州の州都、クオーネ大聖堂を治める清貧派の女性大司祭。

 非常にやり手で権謀家で弁も立ち男勝りの性格をしている。西部一帯への勢力拡大を狙い暗躍している。(のちに枢機卿になる) 


*トマス司祭長・フォマ司祭長・イアコフ司祭長

 パーセル大司祭の腹心の司祭。パーセル女史の手駒として裏工作に暗躍している。

 イアコフ司祭はパーセル女史が枢機卿になった後、後を継いで大司祭になっている。

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