この状況になってからの教会の動き。奴らは貴族らの反感を買うことを気にせず、強引にエルフの回収を行った。それはなぜか。今の状況でエルフの使い道があるからに他ならない。だが、表に出て来ているエルフはあまりにも数が少ない。となれば、表に出さずに使う方法だが、集めたエルフ達をどう使うにしても、その食料は必要になるはずだ。だが、教会の消費量はさほど変わってはおらんかった。さらに、この結界の効果もおかしい。結界であるのならば、外敵だけを防げば良い。にもかかわらず植物を守る効果まで備わっている。その力を守りに回した方が効果的だ。少なくとも、余であればそのように指示を出す。このような全ての植物が枯れる状況など想定するはずがないのだからな。であれば、考えられることは二つだ。元々こうなることを予見しての結界だったか、あるいは、本来は植物のための結界であり、守りの効果こそが余分なものであるかのどちらかだ。
……ってことを言ってる、聖国の王様は、
さすが、ヴェスナーに「"まともな" 王」として認められた人だなと思いました。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
まあこの人は大分まともな人……というか、普通に王様してる人ですからね。教会がなければ聖国はもっと成長してたんじゃないかな?
洗脳教育を受け傀儡を演じねばならない身で有りながらも自己を失わずに教会への憎悪を抱き続ける……桁外れの精神力と自我の持ち主だな