第71話 「書くとは、信ずるものに殉じること」書く人のためのエッセイ②


水ぎわは、いま、とある男に時間を預けております。

彼のいうほうを向き

彼の示すものを読む。

それだけで、満たされる。まさに奴隷の悦楽です。


翻訳家「金原瑞人(かねはらみずひと)」が、ご主人様です(笑)。


金原瑞人は、ジュブナイルを中心に活躍する翻訳家。

パーシージャクソンシリーズやユリシーズ・ムーアのシリーズ、

「チョコレート・アンダーグラウンド」の翻訳者だと言えば

ピンと来るかも。


金原さんの翻訳するものは、どれもキャラに情けなさと勢いがあって

しかもストーリーがテンポよく進む。

ご都合主義じゃないのにテンポがいいって驚異的です。

ここで書いている人には、良くわかると思う。



パンダは金原瑞人の翻訳をむさぼり読みながら、思う。

ジュブナイルって、つまり主人公とその周りが変化していく過程なんだなって。

つまり小説って、愛すべきダメな奴が、愛すべき奴に変わる瞬間を書けばいいんだって。


いま、水ぎわは長編のとば口に立っていて。

この手を下ろせば、書きはじめるしかなくて。

書きはじめたら、また倒れるまで書くなっていう予感があって(笑)


手を、止めています。

いつまで止めておけるかわからないけれど。

止めている間は、金原さんを読もうと思う。


金原瑞人にしたがう、というよろこびは

ちょっと従属の愉悦に似ていて

魔術的で、のがれようがない(笑)。




読むとは、信ずるものに時間を預けることだ。

書くとは、信ずるものに殉じることだ。

そう。

おもいます。



★★★

さて。12/1より、いよいよカクコン開始です。

カクコン直前 11/30からは、このエッセイも新装開店!!


まずはタイトルを「カクコン応援・水回りハッピー事務局」と銘打って

みなさまのカクコンを、モフモフ最後の一本まで賭けて、応援いたします!!

うん、カクコン終了後には、パンダはげちゃうな(笑) かまわん!!

カクコン参加作には、水ぎわが星とレビューを引っさげ、順次、伺います。

モフモフパンダが、全身全霊で皆様を盛り上げに参ります!

楽しもうね。1年ぶりだもんね。



では今日も。温かくしてお過ごしください。

ゆるやかな金曜日の夜を。


明日はアレをスコップするよ(笑)。なんで一言、連絡してくれないかなああああ。 カクコン前にぶっこめるだけ、ぶっこんでおくぜ(笑)

おやすみなさい。愛するみなさまへ。

また。

あしたね。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る