第70話 「まじもん、でなきゃ」溢れすぎるネンネタ(笑)

「これからは、見たいものしか見ない。

そうやって人は危機を乗りこえるのかもしれない。」

『世界を7で数えたら』 ホリー・ゴールドバーグ・スローン



今日はまたまたネンネタです。

毎日、怒涛のようにネタが出てくるので

出すほうが追い付きません(笑)。


さて。先日、ネン(仮 中1)がこう言いました。

「去年ね、学校の課題で“北京観光の日程を作ってみよう”っていうのをやったんだ。それですごい良いホテルを見つけて。いつか、そこに泊まりたいんだよね」

ほおおお。

ネンは飛行機ぎらいです。だから海外には絶対に行かないって言っていたのです。


水ぎわとガク(高1)はうなずきあって

「ネンがそう言うなら行こう――で、なんていうホテル? 北京にそんないいホテル、あったかなあ?」

「うん。ナントカ紫って書いてあった」

「むらさき?」

「……ネン、それ“城”ってのもついてた?」

「それそれ。絶対に予約してよね!」

「あー。そこに泊まるの、中国皇帝でなきゃむりかも」

「パンダ、皇帝じゃん。予約してよ!」

(注:ガクとネンは水ぎわを皇帝、と呼ぶ)


いや。まじもんの皇帝でなきゃ、無理だから。“紫禁城”に泊まるのは(笑)



★★★

さて(笑)。昨日のパンダの詩に、ふゆさんから返詩をいただきました。

コメ欄に置いとくのはもったいないので。ここに転載。

もちろん、ふゆさんのOKは正式にはとっていません(笑)。 コメントで、略式に取った(笑)。

詩人の言葉を、じんわりと味わってください。



『掴みきるまで』 静野 ふゆ


夜の闇の中で

自らを研ぎ澄ませて


君の

瞳を、耳を、舌を、鼻を

肌を

さらに五感を越えた何かをまで

研ぎ澄ませて


それを掴みとれ



君の望むものは

その夜の中に

光の筋のように顕れる


その細い一筋を

自らの手で掴みきるまで

その儚い気配を

形に成せるまで



研ぎ澄ませろ

自らを


掴みきるまで


研ぎ澄ませろ

君の肌を


掴みきるまで


★★★

五感を研ぎ澄ましたいパンダです。

えと、業務連絡で、明日11/25は1日だけ、エッセイお休みいただきます。

140字は朝、だしますよー!


いよいよカクコンも間近! みなさま、体調にお気を付けくださいませ。

おやすみなさい。

また。あさってね。

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