第61話 「一筋の、道をゆけ」パンダ+静野 ふゆさま

「どっち側? 側って何?」

映画『由宇子の天秤』から



★★★


人間、生きていれば「どちらかの側」に立たねばならぬときがあります。

そんなとき、どうしたらいいのか。


水ぎわは、中道を行くことにしています。

右の話を聞き

左に尋ね

上をさぐり、下をさらって。

ありとあらゆる角度から情報を仕入れて

最後にじぶんにたずねる。


ここでいいのか。

みずからに愧じることはないか。


最初は、迷いがある

どれが正しいのかわからない。

しかし情報と考察を積み重ねるうちに

透明な道が、見えてくるのです。


そこを、ゆく。

道が見えぬ限り

一歩も進みません。


若くないからこそできる、辛抱だと思います。

川底を掻きたてた波は

目の前を白く濁らせるけれど

永遠に続く迷いではない。


やがて石が沈み、砂が流れゆき

一筋の透明な道が

残ります。


いま。

私には道が見えています。

いずれ。

君にも見える。

その日まで


精いっぱいあがくといい、と思います。

ガクへ。



★★★

今日はもうひとつ、名言を。

「自分が生きているうちに  その階段の一段分を登る」

『フラジャイル 病理医 岸京一郎の所見 21』


ふゆさんが、ネンと、同世代の子供のために詩を書いてくださいました。

ただただ、書いたものが詩になる人です。

そうゆう人を、詩人というのですよ、ふゆさん(笑)


「キミのセカイ」   静野 ふゆ

https://kakuyomu.jp/works/16816700428898451445/episodes/16816700428898660041


ありがとうございました。ネンに成り代わりまして、御礼申し上げます。

それにしても、ネンというのは愛されていますな(笑)

人気がパンダを抜くと親の威厳にかかわるからさ、ちっとシメておこう(笑)



さて。いよいよ秋が深まってきました。

みなさまも良き夜をお過ごしください。

今宵はこれで、おやすみなさい。


ふゆさん。

ほんとうに、ありがとうございました。

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