無謀な使命感
何をしているんだろう。そう思う時がある。いつもそう思っている。どっちだろうか。少なくとも今はそう思っている。それもこれも全ては、こんな事をしていなくても生きていけるからだ。だが、これをしている。文章を書き連ねている。僕はどこか真剣さに欠けているのだ。これは社会経験の少なさによって生じる幼さなのだろうと思う。
だが、社会経験が自分を大人にさせる訳ではあるまい。いや、それによって大人という存在に変化していくというのはおかしな考えではない。だが、そのように社会経験が作用したのは、まさしく個人の
そういう意味で言えば、幼さというものもまた、社会経験の
少し本を読めば、中学生だって同じことを考えつくだろう。結局、僕の幼さだけが確かで、他は全て妄想と変わらない。いや、調査や論文によって裏付けされた意見として成立したとしても、根源にはやはり幼さが変わらずに残っているだろう。僕はこれを晴らしてやらなくてはいけない。でも、どうすればいいのかなんて分からない。それでも成し遂げようと試みなければならなかったのだ。それがこの結果だ。僕はこうして、無謀の果てに羞恥を得ていくのである。後には青二才の気配が残っていく……。
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