集いの茶会①
――大闘華祭まで、あと三日。
「……スリーアさま……イリスリーア様」
軽く肩を叩かれて、微睡みの中にあった意識が浮上する。
今何をしていたのかが分からず一瞬混乱しますが……すぐに、化粧台の上に開かれた数々の小瓶から、女官の方々に化粧を施されていたのだと思い出します。
「あ……ごめんなさい、眠ってしまっていましたか?」
「いいえ、ほんの数分です。お化粧、終わりましたよ」
そう言って、鏡を眼前に掲げてくれる彼女。
いつも付き従っていた、側付きのレニィさんではありません。
彼女は陛下が連れてきた女官の一人で、主にメイクや服飾の世話をしてくれる方です。
「イリスリーア殿下は元がよろしいですからね、要望通り最小限に留めましたが、いかがでしょう?」
その侍女の言葉に、姿見を見つめていた私は、はー……と感嘆の吐息を漏らします。
私が理解できる範囲で行われた化粧は、目元にブラウンのシャドーを、頰に僅かに朱を差して、口に薄く桃色を引いた程度。
それでも、薄っすらと施されたお化粧は、普段とは違った少しだけ大人びた雰囲気を、まだ幼さが多分に残る私の顔に与えてくれています。
――私は、お化粧に関してはあまり詳しくありません。
元々、この世界の化粧品は贅沢品であり、一般にはあまり浸透していないという事。
加えて、元がお化粧とは縁がなかったためにどうにも抵抗があり、どうしても積極的に手を出そうと思えなかった事。
あとは……世の中の女性にはこう言うと恨まれそうですけれど……必要性を感じなかった事。
それらの理由のため、せいぜいが目の下の隈を隠した時くらいしか自分で化粧した事はありませんでしたが……これほど雰囲気が変わるものならば、簡単な物だけでも覚えていた方が良いのでしょうか、と姿見を凝視しながらぼんやりと考えます。
そして……今の髪型は、左右で編まれた三つ編みを後ろで結ったハーフアップに整えられています。
また、今朝からああでもないこうでもないと大騒ぎの結果着せられたのは、白を基調としたパーティドレスでした。
上半身は胸元と背中を大胆に出す構造で、それだけでは露出が高く扇情的になってしまうため、セットと思しきボレロを羽織り、さらには非常に薄いショールを腕にかけられます。
ゆったりとしたドレープを持つスカートは背面に向かうほど丈が長くなっています。そしてその周りを繊細な刺繍の施されたレースがふわりと覆っており……一体幾らになるのだろうかと、根が庶民な私は、眩暈がする思いでした。
初めて着た本格的なドレスに内心とてもビクビクしていますが……しかし、これはまだ序の口なのでしょう。
本祭が始まったら一体どのような衣装を着せられるのか、今から戦々恐々とするのでした。
――何故、こうしてお化粧までされて着飾っているのか。それは、昨夜の通達に理由がありました。
『明日の昼、二階のホールにて来賓の方々の懇親を兼ねた茶会を開きます』
参加は自由との事ですが、特に初参加である私達は顔見せくらいはしておいた方がいいだろうと言われ、こうして参加する事となったのでした。
そうして、着替えを終えた私達。
共に茶会の会場へ向かっているのは、アルフガルド陛下とユリウス殿下、私と兄様。そして、付き添いとしてレイジさんとアンジェリカ嬢です。
王妃様は明日以降……本祭開始に向けた準備の陣頭指揮に忙しく、レニィさんも同様。レオンハルト様はそちらの護衛に残っているためこの場には居ません。
そんな訳で、会場へ向かう螺旋階段を下っているのですが……
「イリスリーアおねえさま、とてもお綺麗です!」
そう言って、目をキラキラさせて私の格好を褒めてくださるユリウス殿下。
昨夜、夕食後に殿下が眠ってしまうまで、せがまれるままに色々と話をしてあげていたためか、すっかり懐いてくれた様子に思わず頰が緩みます。
「そうですか? ありがとう、ユリウス殿下も、すっかり貴公子然としていてご立派ですよ」
「そ、そうですか? だったら嬉しいです」
褒められて、少し照れながらもぱぁっと嬉しそうな笑顔を見せるユリウス殿下。
私同様、皆それぞれ公の場に出るための装いをしていますが……礼服に身を包んだユリウス殿下はとても可愛いらしく、抱きしめたくなるのを堪えて、笑顔で内心を隠します。
「く、悔しいですが、イリスリーア殿下がお綺麗なのは認めますわ……決して、綺麗なドレス着れて羨ましいな、とか思ってませんからね!」
「あ、あはは……ありがとう、アンジェリカさん」
視線に込められて突き刺さる敵意に苦笑しながら礼を述べると、彼女はプイっと顔を背けてしまいました。
若干不貞腐れているのは、彼女たち『聖女』は公の場における正装として、いつものデザインと同じ法衣を着用しなければならないため着飾る事が出来ないからでしょうか。
「はは……まぁ、プライベートでの制限は無いのであろう? 我が妃がアンジェリカ嬢のドレスも張り切って用意しておったから、後で着てやりなさい」
「あっ……ありがとう、ございます……陛下」
「ははは、何、その方が王妃も喜ぶからな」
陛下とユリウス殿下たちのそんな微笑ましいやりとりを眺めながら、水入らずに入り込むのも憚られ、歩む速度を緩めて若干後ろを歩いていたレイジさんと兄様に並びます。
「……その、なんだ。イリス、そのドレス、似合ってる……います」
「あ……ありがとうございます。レイジさんも、よくお似合いですよ?」
ぎこちない口調で褒めてくれるレイジさんに、ふっと頰を緩めて賛辞を返します。
今のレイジさんはレオンハルト様が用意してくれていた礼服を着ており、櫛目を入れて整えられた髪と、首元を飾るクラバットを落ち着かなさげに弄っていました。
お互い、賛辞に照れ臭さを感じ苦笑しあっていると……
「レイジ、そこはきちんと『イリスリーア殿下』だ。イリスも『さん』ではなく『様』を使うように」
「あ……ごめんなさい、つい」
「わ、悪ぃ……ごほん、申し訳ありません」
兄様のダメ出しに、慌てて呼び方を頭の中で改めます。
ついつい普段の呼び方をしてしまいますが……レイジさんが王女である私のことを呼び捨てで、私が異性であるレイジさんに対しに『さん』付けで親しげに呼び合うのは、今の身分ではアウトなのだと口を酸っぱくして言われているのでした。
ちなみに、兄様は私にもレイジさんにも、呼び捨てのままで問題ありません。ちょっとズルいと思うのでした。
そうこうしているうちにたどり着いた、会場である二階の共用スペースにあるホール。テラスに面した広間には軽食を乗せたテーブルが並べられ、すでに何人かの人達……皆、いずれかの国の要人とその従者です……が思い思いのグループを作り談笑しているようでした。
部屋に踏み込んだ途端に、集中する視線。
参加予定者は事前に通達が回っているはずで、私達が参加するという事は周知されている筈です。
流石は皆、とても高い地位にある方々という事で、多少騒つく程度で済んでいましたが……その興味深そうにこちらを観察する視線に、思わず怯み、足が止まりました。
「私は明日からの打ち合わせがあるから少し離れるが、その間ユリウスの事は頼む。ユリウス、お兄様方と、アンジェリカ嬢の言う事をよく聞いて、いい子にしているのだぞ?」
「はい、いってらっしゃいませ、おとうさま」
そうユリウス殿下に見送られ、離れていく陛下。
同時に、明日以降の打ち合わせのためでしょう、何人かの方がテラスの方へと向かって行き、若干視線が減ったことに安堵の息を吐きます。
「それじゃ、私達は何か食べていましょうか」
アンジェリカちゃんがそう言ってユリウス殿下の手をしっかり握り、仲良く果実類が盛られた皿の並ぶテーブルへと向かったので、私達も二人の後をついていきます。
……動くのに合わせ、ちらほらと、興味深々な視線が四方から突き刺さります。
ですが、皆遠慮、あるいは牽制しあっているようで、誰も近寄っては来ません。
時折「何と可憐な…」などと賛辞が耳に入り、恥ずかしさで顔に血が集まって熱くなってくる居心地の悪い思いをしていると……
「イ、リ、ス、ちゃぁぁあああん!!」
「……ふぎゅっ!?」
そんなピリピリとした空気をまるで障子を蹴破るがごとく引き裂いて、突如聞こえてきた猫撫で声と共に……むぎゅっと柔らかな感触に包まれ、視界が暗転しました。
慌てて絡みついてくる柔らかな体を引き剥がすと……そこに居たのは、ゲームだった頃に見知った方でした。
「……ぷぁっ! お、お久しぶりぶりです、桔梗さん。ですが、いきなり抱きつくのはやめてください」
抱きついてきたのは、見た目の年齢は二十歳に届くか届かないかのあたりの女性。
鴉の濡羽色のロングヘアに、日本の巫女服に似た衣装。その姿は清楚可憐な巫女を思わせますが、その衣装の胸部を大きく盛り上げているのは、豊満な二つの膨らみ。
……またスタイルのいい人が周りに増えた!
内心、そんな忸怩たる思いを感じながらもそっと心の奥底へと押し込んで、笑顔を作る。
「こうして顔を合わせるのは、ユニーク職発見の騒ぎ以来ですねぇ」
「うんうん、貴女もこちらに来ているって聞いて、ずっと心配していたのだけどぉ……無事なようでなによりだわぁ」
ニコニコと、周囲を脱力させるような緩い笑顔を振りまく彼女。
彼女……桔梗さんは、私達と同じくコンテスト受賞の功績で公式から役職を得ていたプレイヤーです。
東方諸島連合の中でも「巫女」と呼ばれる催事を司る役職の女性の一人で……東のプレイヤーを代表する、トッププレイヤーの一人です。
「……その装いを見るに、あなたもこちらの世界では、ゲームだった時の役職が適用されていたのですか?」
「そうそう、困ってしまいますよねぇ。私の場合、気がついたらログアウト前にスクリーンショトの撮影していた泉の中で溺れていて、周りはみんな巫女様ー巫女様ーと大騒ぎでしたものぉ」
そう言って、悩ましい仕草で頰に手を当て、はぁ……と溜息を吐く彼女。
「しかし……桔梗さんは、今の役職にすっかり馴染んでいますよね?」
先程も、私達を発見するまでは他の巫女の方々と談笑していたようですし、すっかりと溶け込んでいるように見えました。
「そうですかぁ? でも、最初は戸惑いましたが、慣れるとこういう敬われる生活も悪くはないと思いましたぁ。お勤めは大変ですが!」
彼女の役職である巫女は、諸島連合においては北や南であれば候〜公爵家の姫君に相当する、れっきとした貴人です。
東の諸島連合は、小さな部族の集まりで出来た国です。
そんな諸島連合では、今もまじないや祈祷が政治の上でも重要な意味を持ち、彼女達は国の管理する催事殿にて崇め奉られてお役目に従事しているのです。
また、諸島連合の長……各主要部族の長老たちは国から外へ出る事も無いため、その代理として、また国の顔として、こうした祭事では外に出るお役目もあります。
故に、突然祭り上げられて大変なんだろうなぁと思っていると。
「この仕事は何より出会いが無いのです。快楽が無いのです。事あるごとに慎みだ礼節だ、貞淑がどうので欲求不満ですし! くぅ……ッ!」
……違いました。心配して損しました。
私が白い目で見つめる先で、そう言ってぐっと拳を握り歯ぎしりまでして悔しがる彼女。
ぷりぷりと不満をこぼしている彼女ですが、外見だけであれば黒髪ロングの大和撫子風な容貌なため、ギャップが激しいです。
「……ソールクエス殿下はまだ決まった相手は居られないのですわよねぇ? 他国の王子様との縁談であれば偉いお爺様がたも文句は言わないでしょうし、私などはいかがでしょう。ここはひとつ、両国の架け橋として……ね?」
「……申し訳ありません、大層魅力的なお誘いなのですが、今はまだ私も先の知れぬ立ち位置の身、身の振り方も固まらぬうちにそのような申し出をいただいてもご迷惑になりかねませんので、今この話は前向きに善処させていただく、という事で」
「……相変わらず、ソールさんはイケズですねぇ」
胸に手を当て微笑みかけながら、慇懃な言葉遣いでさらっと拒絶した兄様に、桔梗さんが口を尖らせます。
「なら、なら、ユリウス王子殿下はぁ?」
突如矛先を向けられて、隣で私とアンジェリカちゃんに挟まれて呑気にフルーツポンチを食べていたユリウス殿下が、邪悪な気配を察してビクッと震え、私の陰に逃げ込んできました。
かわいい。いえ、そうではなくて。
姉……従姉弟ですけども……として、怪しい人との交流には賛同しかねます。
「かぁいいよねぇ、ねぇユリウス殿下、どう? お姉ちゃんと一緒にいい事……ひっ!?」
兄様と二人、その先は言わせませんよ、と微笑みかけます。後ろでは、アンジェリカちゃんが殿下を庇うようにして威嚇していました。
「ユリウス殿下に粉をかけるようなら、あまり気は進みませんが、あらゆる権限を活用してでも貴女を遠ざけますけれど?」
「あら、イリスリーアお姉様、気が合いますわね。私も婚約者として、教団に掛け合って何か制裁を進言するのも吝かではないですわ」
「じ、冗談よぉ…………ごめんなさい」
「はい、ではそういう事で」
何故か真っ青な顔色でしたが……素直な謝罪に、ふっと表情を緩めます。
「やめといた方がいいぞ。こいつ……げふん、イリスリーア殿下は新しくできた可愛い年下の家族に、心底惚れ込んでいるから」
「そうねぇ……ご忠告、ありがとうございますぅ」
何やらレイジさんに諌められ、諦めと疲れの浮かぶ表情でガクガク頷いている桔梗さん。一体、何でしょうね?
「でも、私はいつでもウェルカムだからぁ。勿論イリスちゃんもよ、東は同性婚も認められていますからねぇ」
「はいはい……」
流石に他国のお姫様と同性婚は駄目じゃないかなぁと思いつつも、どうでもいいから流しておきます。
面食いで、バイセクシャルで、ロリコン&ショタコンで……ついでに、今回は口には出していなかったけれども腐女子であり、さっきも並んで立っているレイジさんと兄様を見る目が少し怪しかったですが……とにかく色々と業の深い恋多きな人なのは相変わらずのようで、深く溜息を吐きます。
「さて、若いもん達で盛り上がるのも結構だが、俺らも混ぜてもらいたいんだが、いいか?」
そう、背後から新たな声が掛かりました。
気さくに崩した口調に、燃える炎のような深紅の逆髪の、魔族の男性。
その姿を見て、桔梗さんとのやりとりで緩んでいた気を慌てて引き締めます。
「まずは……不肖の弟がそっちで世話になっているらしいな、そのことについて礼を言わせてくれ」
「いいえ、緋か……スカーレット殿下には危ない所を助けてもらいました。感謝こそすれど、迷惑などという事はありませんわ」
「そ、そうか? だったら良いんだが……」
全く、あいつと来たら数年ぶりにちょっと顔を出したと思ったら、その日の内に居なくなりやがって……そうぶつぶつと言っている彼。
「あらためて……本当であれば真っ先にお伺いしなければいけませんでしたのに、ご挨拶が遅れて申し訳ありませんでした。私、ノールグラシエ国王アルフガルドの姪、イリスリーア・ノールグラシエと申します……フェリクス
そう告げて、ドレスの裾を摘まんで膝を折り、一つ軽く微笑んでみせる。
「ああ、気にすんな。俺らも今来たばかりだし、第一ここに滞在する間は無礼講だ。それに……可愛い妻の従姉妹なら、俺にとっても身内みたいなもんだろ?」
そういってパチっと小粋にウィンクして見せる彼の名は、フェリクス・
この世界では、スカーさんのお兄さん……気のいいお兄さんといった言動ですが、南大陸の諸侯をまとめ上げている巨大国家、フランヴェルジェ帝国皇帝陛下でした。
「それに……ほら、挨拶するんだろ?」
「はい……」
皇帝陛下に促され、しずしずと皇帝陛下の後ろから出てきた、白い翼を持つ天族の女性。
年の頃は……三年前、南へと嫁いでいった時点で十六歳なため、まだ二十歳前だったはず。
私よりは少し短めの、さらさらとした絹糸のような長髪を綺麗に切りそろえた合間から見えるのは、白磁の肌と、息を飲むような美貌。
ぱっと見では、表情に乏しく、冷たい印象を受ける女性です。その怜悧な美貌と冷たい態度、優れた凍結魔法の才から、『氷の女王』の異名を持つ彼女ですが……
「ソールクエス王子、イリスリーア王女、お会いできて光栄でひゅ」
……噛んだ。
もつれたどころじゃなく、思いっきり舌を噛みましたよ、この人。
ガリッという音まで聞こえてきた気がするその盛大な噛みっぷりに場の空気が凍りつく中、彼女は無表情のまま口を抑えており、その目にはじわりと涙が浮かんできます。
その様子に、思わず苦笑の形のまま固まってしまう。
「まったく、何緊張しているんだよ。ほら、『宝石姫』なんて渾名されていたが、優しそうないい子じゃねぇか」
「で、でも……初めて会う従姉妹ですし、何か失敗でもして嫌われたらと思うと……
その、クールな美少女と言った容姿と裏腹に、人見知りする子猫のような態度。
女性としては比較的長身なため分かりにくいのですが、よく見ると彼女の立ち位置は、常に少しだけ陛下の背中に隠れている形になっています。
彼女は……なんというか、とても気弱で人見知りなのでした。
ゲームだった時に、両想いだったにもかかわらずその人見知りを遺憾なく発揮して逃げ回る彼女と、それを追う皇帝陛下との仲を取り持つイベントもありましたが……すっかりポンコツキャラとして人気を得てしまったのでした。
それが彼女……アルフガルド陛下の長女、イーシュクオル皇妃殿下なのです。
「イーシュクオルおねえさま!」
「ユリウス?」
「はい、おねえさま、お久しぶりです!」
「そう……この一年と少しの間で、随分と大きくなりましたね」
そう言って、駆け寄ってきた歳の離れた弟を優しく抱き締めるその姿は、『氷の女王』という異名からは程遠いように見えるのでした――……
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます