映画『宇宙侵略』

空から宇宙船が下りて来て

なんと宇宙人が出て来たんです

見た目は人類と変わらなくて

言葉だけが通じない

でも身振り手振りとありまして

やっとワタシたちは宇宙人襲来がわかりました

カレらは別に支配したい訳じゃないそうです

ただただエネルギーが欲しいと言われました

「どんなのですか」

「宇宙船、使える、エネルギー」

燃料は何かと科学者が船内を見渡しました

操舵室と住居区からエンジン近くに

ソレはありました

こちらで言う「石油」だったのです

科学者は、ちゃんと採取して調べましたから

あっているでしょう

さて、ここからは

どこの国の、誰それが

と、ケンカになりました

見返りが欲しかったのです

宇宙という広大な不思議空間の謎をみんな解き明かしたい

億万長者になるかもしれない

そのうち戦争になりましたが、宇宙人は見守るだけでした

最終的に一つの国が残り、宇宙船に燃料を提供しました

「ありが、とう」

終結後で言葉を交わせるようになった宇宙人はそう言って旅立ちました

去る姿を見送った「国」の人たちはワイワイと喜びました

しかし何十年の戦争で燃料はあれど人間はごく少数で

放射線やら大気汚染やらで滅亡の一途を辿りました

最後の一人になった時、またあの宇宙船が現れてたのです

一人は助けを求めました

しかし、宇宙船は一隻ではなく何十何百とあり、

やっと最後の人類は理解したのです

宇宙人たちは自分たちが戦争をするのを、じっと見てました

淘汰されるのを待っていたのです

そして資源があるが、全人類を敵にするのはムリと判断し

戦争をけしかけるようなことしたのです

最後の人類はデータの保存として冷凍されました

最後の人は後悔で一杯でしたが、苦しみが解放されると思い

受け入れてしまいました

そう、そうして地球人は新たな地球を手に入れたのです

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