映画『飲み合わせ』
さあ、今日は注意された飲み合わせについて
これは「とてもよくない」らしい
薬師は眉をひそめていた
「だいじょうぶですか」と優しい
めんどうなワタシは「かまいません」と
足早に調剤薬局を出た
食欲不振であろうが、頭痛だろうが吐き気だろうが
寒気やら手足の震えだろうと
「はい、かまいません」と言った
これには理由がある
是非とも「危」なくなりたい
でも怖いので「やりたい」と思った時にする
あの映画、そう娘を介護しながら自分の思い通りにしようとした
鑑賞した『RUN』
よかった。母親に薬を管理されているとしても
主人公は抗い、勝利を得た
そうして、続きは言わない
とてもいいサスペンスだった
無駄に登場人物や一つの街で終わらせた
母と主人公の……。いや、言わない
ふわっふわ
薬を飲んだら、ふわっふわ
幻覚が見えるわ、白い、蝶……いいや蝿?
なんだか幸せだわ
なんだか幸せだわ
幸せだわ幸せだわ幸せだわ幸せだわ
辛いわ
そのうち天使が迎えにきたの
赤い赤い蛍光灯
本当は出来ないことを言います
飲んでから電話なんて出来ないわ
無意識の中、胃の中のものを吐き出そうとして
「ウゥウェエ」と
そこら中に胃に入っていた薬を
胃散を、でろでろとした黄色を吐き出して
酸っぱい匂いが辺りに充満するの
一日二日じゃとれやしない
床も壁も服もトイレも汚いったらありゃしない
それで思ったわ
ドラマや映画は綺麗ね!
きっとワタシが目指したのは映画
現実は地獄
つまりノンフィクションって糞なのね!
飲み合わせは気をつけなくちゃ
人の注意は、ちゃあんと受け止めるべきね
ワタシ
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