第3話どこにも居場所が無かったっけ

私が小学校三年生の時の担任の一言で

いじめが始まった。

その担任は松田と言うオバサン先生で

昨年、姉の担任してた。

姉は色白で成績は良かった。

比べて私は、色黒でおてんばだったからか

何かと皆の前で、バカだの、ブサイクだの

脳足りんだの言われたしね。

で、姉はその頃伯母宅で育てて貰ってたから

当然、身なりも綺麗だったが


私は貰い風呂すら入らせて貰えなくて

その頃は、お湯を沸かして頭を洗う事を考え付かなかった頃だったので

松田先生は、皆の前で、わざと私の髪の毛を摘まんで「くっさぁー、ウンコの腐ったようや!貧乏人は臭い、皆もこの子の頭をにおってみいないよ」と、言われたしね

でも、泣いてやらなかった、泣けば相手が余計にやるのは何となく分かってたから

更に集金が遅れた時も、「コジキの癖にお金が無いくせに学校に来るなんて図々しい」とも

言われたしね。

で、松田先生は、私は下等生物だから

いじめても良いと皆に言ったので

その日からいじめは続いた。

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