【小話】あなたのスキル構成は?【フレイヤ編】

「それじゃ次は……フレイヤ?」

「あ、今度は私のスキル構成ね? 紅君になら私の全部を見せても全然構わないよー!」

「……こほん。それじゃ、お願いね」


 ———————————

 PC name:フレイヤ

 所属ギルド:なし


 ■基本能力ベーススキル


 HP:950

 MP:515


 生命力(VIT):50/100(-5)(↑30)

 精神力(MND):35/100(+30)(↑10)

 筋力 (STR):15/100(-5)

 魔力 (MAG):38/100( +30)(↑10)


 ■所持スキル


 ・マスタリースキル


 アーマーマスタリー 41/100 (↑20)

 シールドマスタリー 16/100


 ・ウェポンスキル/マジックスキル


 片手棍  20/100


 回復魔法 38/100 (↑10)

 神秘魔法 15/100


 強化魔法 22/100



 ・生産スキル


 調理 6/100



 ・日常スキル


 瞑想   15/100

 自然治癒 12/100

 観察眼  13/100



 ・補助スキル


 戦闘技能 32/100 (↑20)




 合計 368/1200

 生産 6/60


 ■特性


『魔力の泉』

『アストラル・シフト』

『×痛みに弱い』

 ※物理ダメージ1.1倍


 ———————————


「……これは。ところどころタンク職向けのスキルが見えるのは」

「うん、私ってクリムちゃんやフレイみたいにプレイヤースキル高くないからねー」

「あー……まあ、そうだね。あまり運動得意じゃないもんね」

「そうそう。だから思ったの……守られていなくてもガッチガチに硬いヒーラーを目指そうって!」




「……やっぱり一癖あって逆に安心したけど……うん、いいと思うよ。先にヒーラーが倒れちゃうと大変だからね」

「良かったぁ。紅君が太鼓判を押してくれるなら、この方向で行くね」

「でも、ハイエルフだとデメリットも多い構成だよね。生命力と筋力にマイナス補正が掛かるし、種族特性で物理攻撃に少し弱いのに」

「うん、だから強化魔法も上げ始めたんだ。足りないフィジカル面は魔法で補うって感じだね」

「ああ……ハイエルフの種族特性的に、MPは潤沢に使えるもんね」

「それに、神秘魔法には『仮想のHP付与』とか『受けるダメージを固定値で減少させる』とか、防御系の魔法も多いんだ。それらと合わせると、なんとか特性も誤魔化せるかなっと」

「そっか……あとは、くれぐれもクリティカルには気をつけてね?」



「という訳で、私の構成はこんな感じになりました!」

「うん、ありがとうフレイヤ」

「クリムちゃんが前線で心置きなく戦えるように……むしろ私が守る側になれるように頑張るから、よろしくね!」

「……私としては、守りたいんだけどな」

「ん、何か言った?」

「い、いや、何でもないよ!」

「(もう一回言ってくれないかなという期待の顔)」

「(絶対言わないぞ、という顔)それじゃ、フレイを待たせてるから戻ろうか」

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