第4話 不登校




――それから1週間が経った。


 相変わらず僕に対する嫌がらせは続き僕もそろそろ限界を感じていた。そんな時、事件が起こった。


 僕はいつも通り1人で学校に行き、いつも通り自分の席に向かった。そこまではよかった……


 なんと僕の机には酷い落書きがされていた。『豚死ね』や『臭いから学校来んな』とか罵詈雑言が書かれていた。


 僕は状況が理解できず机の前に立ち尽くしていると、茂たち3人組がやってきた。


「よーう豚ちゃん」


「なんだよ」


 僕は遂に我慢の限界が来て強めの口調で言い返してしまった。


「あぁん?俺に対してそんな口聞いていいのか?」


 茂は僕の近くまで来て小声でそう言った。


「うるさい!僕はもう限界なんだよ。いつもいつもくだらない嫌がらせしやがって!今日だってこんな悪口を書きやがって!」


 僕は耐えきれずかなりの大声で茂たちに対して言ってしまった。そんなことをしたらもちろんクラスの視線を集めることになり……すると茂は驚きの言葉を発する。


「おいおい?それは飛んだ濡れ衣だぜ?俺がいつお前に嫌がらせしたってんだよ。俺が誰かをいじめるわけないだろ!みんなも、そう思うよな?」


するとクラスの人達が、


「そうだぞ!茂がそんなことするわけない!」

「勝手に決めつけるのはよくないよ!」

「茂くんがクラスの人気者だからって嫉妬してそれは無いんじゃないかな?」

「茂に謝れ!」


等々、みんなで茂を庇っている。


 僕はこの場にいるのが遂に耐えきれなくなってしまい僕は走って家に帰った。





 そして家に帰り僕は自室に籠った。心配した母さんが何か言っていたが、僕は耳を貸さずに布団に潜った。



(どうせ僕の味方なんて誰もいないよ……)




 

 その日から僕は、学校に行かず寝たりゲームしたりと自堕落な生活を始めた。所謂いわゆる不登校だ。もちろん、親には怒られたが1週間程で諦めたのか何も言いに来なくなってしまった。


(はぁ……遂に親にも見捨てられたか……)


 僕はつくづく嫌われ者なんだなと実感した。


 幼馴染の吹雪にも家に来たりL〇NEが来たりしていたが、僕は強がって大丈夫と言ったため安心したのか、連絡が途切れてしまった。





 それから月日が経つのは早かった。気がつけばあっという間に桜が散る季節になり、学年が上がった。とは言っても僕の学校は2年生から3年生に上がる時はクラス替えがないのでクラスは去年と同じだ。なので僕は今も学校に行けずにいた。


(はぁ……これからどうしようかな)


 僕は色々なことに迷っていた。主としては高校受験のことだ。僕は流石に高校は行きたいと思っているので、正直焦っている。点数は勉強しているので大丈夫だが、学校行っていなく内申点が低いので不安でしかない。


 それから数日間そればっかり考えていたが……


(まあ、私立ならなんとかなるだろ)


そう思い僕は考えるのをやめた。


 それから僕は今まで通り、ゲームをしたり寝たり……時には勉強をして、学校に行かない生活を送っていた。





 そんなある日、僕はいつも通り朝起きると、携帯に1件の通知が来ていた。




───────────────────────

読んで頂きありがとうございます。次話更新は金曜日を予定しております。


やっぱり上手く書けないです。。。読みにくくて申し訳ないです。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る