第五章 いじめのレベル

 ウィキペディアを読むと、様々ないじめの分類が存在するようだ。

 実際にチームが対処するに当たっては、基準が必要となるだろう。

 そこで、いじめのレベルを設定したいと思う。


レベル1

冷やかし、からかい、無視、シカト

言葉でのハラスメント

ネット上での中傷、仲間外れなど


レベル2

モノを隠される、壊されるなど

軽度な暴力


レベル3

日常的な暴力、暴行

恐喝や強要による金銭、物品の搾取

高価で貴重な物品の隠蔽、破壊

セクシャルハラスメント


 学校側は、定期的にいじめの実態を報告し、担当者と連絡を取り合う。

 レベル3以上のいじめを認知した場合は、即時通報の義務を負う。

 通報を受けた担当者は、協議の上で介入を決定する。

 通報を怠った場合には、処分の対象となる。


 ただし、必要と判断された場合には、レベルに関係なく、対処チームが介入可能とする。

 実際のところ、いじめのレベルや内容と、被害者の苦痛や精神状態がマッチしている訳でもないであろう。

 無視やシカトのレベルで自殺する場合もあれば、長期に渡る暴行恐喝にも耐えられる場合もある。

 また加害者が、このレベル設定を逆手に取って、介入阻止を試みる場合もあり得るだろう。


 レベルの設定自体に関しても、議論が必要かと思う。もう少し細かい設定が必要かもしれない。

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