【二四九《恥も外聞もなぐり捨てた飾りのない愛は》】:二
遊園地で遊んだ後は、真弥さんに「凡人くんおすすめのお店で夕飯を食べよう」と言われ、俺はみんなを真弥さんと理緒さんが泊まっているホテルに近い個室居酒屋に連れて行った。
無制限飲み放題食べ放題のその居酒屋は、個室で落ち着いて食べられるし、メニューは和食が中心になっている。
「やっぱり、雑誌の編集部でアルバイトしてるだけはあるね」
「夏休み前に女子会に最適なお店を特集する記事があって、それで紹介した店なんですよ。もちろん、俺が作った記事じゃないですけど」
「でも、凡人くんも関わってるんだよね?」
「まあ、雑誌編集で必要になる細々とした雑用全般をやってるので、関わってるって意味では関わってますね」
向かいに座る真弥さんが、たこわさびを箸で摘まみながらビールを一口飲んで微笑む。
「メニューも豊富だし、やっぱり個室っていうのが良いよね。落ち着いて食事が出来るし」
斜め前で栄次と並んで座る希さんがニッコリ微笑んで、ポテトサラダを美味しそうに食べた。栄次は、希さんの隣でとんぺい焼きを熱そうに食べている。
みんな選んだ店を気に入ってくれたようで、俺は一安心して芋焼酎の水割りを一口飲む。
「凡人くんが飲んでるの芋焼酎?」
「そうだよ」
左隣に座る理緒さんに言うと、理緒さんは俺のグラスを手に取っておもむろに口を付けた。
「甘くて飲みやすい。私もこれ追加しようかな」
理緒さんは既に自分の分のハイボールを飲み終わっていて、店員さんを呼んで芋焼酎の水割りを頼む。そして、口を付けたグラスを俺の前に置いた。そのグラスの縁には理緒さんのグロスが付いていた。
俺はグラスを回してグロスが付いていない場所に口を付けて芋焼酎を飲む。すると、左の太腿に何かが載る感触がした。
視線を自分の太腿に、理緒さんの右手が載っていた。それをやんわり退けようと左手を伸ばすと、理緒さんの右手が俺の左手を掴んだ。
「そういえば、露木先生は明日帰るんですよね?」
「うん。明後日は仕事だから、流石に明日の夕方には向こうに着くように帰らないと」
「理緒はどうするの? ホテルに泊まってたら、そんなに長くは泊まれないでしょ? ホテル代も馬鹿にならないし」
真弥さんに話し掛けていた希さんが、視線を理緒さんに移して尋ねる。それに、理緒さんは俺の手を握ったまま、左手で芋焼酎の水割りを飲んで微笑んだ。
「そうだね。でも、もう少し居たいって思うかな。だけど、希のところには栄次くんも居るし、凡人くんのところにも泊まれないから。私も明日には戻ろうかな。ちょっと大学に行く用事も出来たし」
「何かあるの?」
「うん。ちょっとした手続きがあるんだけど、夏休み中にしないと間に合わないから」
「そっか。栄次はどうする?」
「せっかくだし、もう少し居ても良い?」
「うん。私は栄次が居てくれた方が嬉しいから」
ニコニコ笑う希さんを見て栄次がはにかむ。しかし、その栄次は俺を見た瞬間に目を細めた。
「カズの補講の件はどうなったんだ?」
「もう諦めた。最初の方は何度も問い合わせたけど、毎回成績は開示出来ないの一点張りだし、大学側から苦情が帰ってきた。これ以上無駄な問い合わせをして業務を邪魔するなって」
「酷い……」
俺の言葉を聞いた真弥さんが、そう声を漏らす。まあ、ロニーが関わっているというのは伏せてはいるが、それでも誰がどう聞いたって理不尽な話だ。
「まあ、もう残ってる補講も二、三回ですし、そのまま受ければ問題ないから」
「それでも、凡人くんだけって言うのがおかしいよ」
「おかしいって思って言っても聞き入れてもらえませんでしたし、それで意地張って留年なんてしたら馬鹿らしいですし」
ムッとした表情で怒ってくれる真弥さんの怒りを宥めていると、理緒さんに握られた左手が理緒さんの右手に引っ張られる。そして、理緒さんの太腿の上に載せられた。
「凡人くんの成績で補講が必要なら、絶対に同じ学部の学生の九割――ううん、全員が補講が必要だよ」
俺が左手を引こうとする力にあらがって、自分の内腿を触らせている理緒さんは、平然とした顔でそう言う。その理緒さんに俺が視線で拒否を示すと、理緒さんはニッコリと微笑みを返した。
理緒さんが何を思ってこんなことをしているのか分からない。今は酒に酔っているのかもしれないと思えるが、昼間はジェットコースターで同じようなことをしてきた。だから、今の行動も酒に酔っているからだとは言えない。
なんでこんなことをするのか。そう確かめて止めさせたいが、今みんなが居る状況で口にする訳にはいかない。なにより、すぐ右隣には凛恋が居る。
結局、理緒さんは俺がトイレに立つまでずっと俺の左手を握り、自分の太腿に触らせ続けた。そして、やっと解放された俺が居酒屋のトイレから出ると、正面に理緒さんが立っていた。
「理緒さん、なんであんなことをしたんだ」
居酒屋のトイレは店の奥にあり、通路も長い。それに今、トイレに繋がる通路には俺と理緒さんしか居なかった。だから俺は、理緒さんを咎めるように尋ねた。すると、理緒さんは両手を体の後ろに組んでクスッと笑った。
「私の太腿触ってる間、凄く手が熱くなってた。ドキドキした?」
「理緒さん、なんで――」
「決まってるよ。凡人くんのこと、誘ってるの」
明るい笑みを崩さず言った理緒さんは、一歩俺に近付く。そして、下から俺を見上げた。でも、見上げた時には明るい笑みは消えて、冷たい表情をしていた。
「昨日、露木先生に何か言われた?」
「夏美ちゃんのことは忘れた方が良いとは言われた」
「私もそう思う。だから、凛恋もきっと前に進むって決めたんだろうね。今日一日、無理に笑おうとしてたし。でも、凛恋は前に進むことを勘違いしてる」
「凛恋は何も勘違いしてない。自分で勇気を出して踏み出したんだ」
首を振って理緒さんの言葉を否定すると、理緒さんは肩をすくめて視線を凛恋達がいる個室の方向に向けた。
「勘違いしてるよ。凛恋は凡人くんのことを置いて行ってるから。本当に凛恋って自分勝手だよ。自分が凡人くんに川崎さんを傷付けさせて、それで凡人くんは悩んでる。それなのに自分だけ前に進み出して凡人くんのことを置いて行っちゃうんだから。きっと勘違いしてるんだよ。凡人くんが一人でも前に進める人だって。私はそうは思わない。きっと凡人くんの性格なら、川崎さんを傷付けた自分が川崎さんのことを忘れて歩き出して良いのかって悩むだろうし、川崎さんを忘れることは傷付けた以上に自分の心に傷を付けることになるから、それが怖くなってるとも思う。どう? 合ってる?」
理緒さんは冷たい目で言葉を言い終えると、ニッコリ笑って首を傾げて聞き返す。
理緒さんの言ってることはほぼ間違いない。いや……全て言葉の通りだと言える。それがなんで分かるのかという疑問もあるが、俺は黙って視線を返した。
「凛恋が本当に凡人くんのことを大切で、凡人くんの彼女だって言い張るなら、凛恋がしないといけないことは凡人くんを置いて自分だけ歩き出すことじゃない。それに、前から無理矢理凡人くんを引っ張ることでもないし、背中を強引に押して前に進ませることじゃない。彼女なら、凡人くんの側に寄り添って、背中に手を回して一緒に歩き出すことだよ。だから、それをやってない、やろうとしてない凛恋は間違ってるの。凡人くんの彼女として」
「凛恋にそこまでする必要はない。歩き出せないのは俺が弱いからだ」
「違うよ、凡人くん。確かに、他人やただの知り合いなら、凡人くんの側に寄り添って歩く必要なんてない。でも、凛恋は凡人くんの彼女なの。凡人くんが苦しい時、辛い時に凡人くんの味方でずっと側に居なきゃいけない存在だよ」
「凛恋は俺の味方だし俺の側に居てくれて――」
「違うよ。凛恋が凡人くんの側に居るんじゃない。凡人くんが凛恋の側に居るの。合わせてるのは全部凡人くんの方」
「そんなことはない」
「でも、現に今、凡人くんは凛恋が歩き始めたから歩き出そうとしてる。ホラーハウスから出てきた後、凡人くんはずっと無理に笑おうとして無理に明るく振る舞おうとしてた。それが凡人くんが自分から決意してのことならきっと頑張れると思う。でも、凡人くんはまだ前に進む勇気が出せてないのに、凛恋に引っ張られて無理に前に進もうとしてる。それだと、絶対にどこかで息切れして倒れる。そうなった時、凡人くんがもう立ち上がれなくなるかもしれない」
「俺は――」
「凡人くんが自分のことを蔑ろにしても、私は凡人くんを蔑ろにするなんて出来ない」
「理緒さんは気を回さなくても大丈夫だ」
「大丈夫じゃないから言ってるの。まあ、凡人くんは真面目で頑固者だから、私がどんなに言葉を掛けても自分の中で整理出来てないことには答えは出さないのは分かってる。私も、それが答えが出せることならいくらでも答えが出るまで待てるし、答えが出せるように手助けをしたいって思う。でもね、今凡人くんが抱えてる問題は答えなんて出せない問題だよ。優しい凡人くんだから余計に、人の命に関わる問題なんてはっきりとした答えなんて出せる訳がない。しかも、それが忘れるみたいな、端から見たら不誠実だって思う答えなら尚更。凡人くんは分かってても、その答えを選ぶことを本能的に拒んじゃう。だから、凡人くんにその問題を考えさせないようにしないといけない。でも、凛恋はそれをする勇気がない。自分で足を踏み出す勇気はあっても、凡人くんのために不誠実になれる勇気はない」
「凛恋はそんなことをする必要はない」
「あるよ。だって、川崎さんを凡人くんに傷付けさせたのは凛恋なんだから」
凛恋を否定する理緒さんを否定しても、理緒さんは凛恋を否定し返す。
「結局、最後に決めたのは自分だから。凡人くんなら、そうやって責任の所在を自分にするよね。誰かのせいにすることなんて凡人くんが出来る訳ないから。たとえ、他人の責任のことでも自分で抱え込もうとする。特に、凛恋のことなら何でも自分のせいにして、凛恋を守ろうとする。そうやって守られてる凛恋は、全く凡人くんを守ろうとしないのに」
言葉を言い終えた理緒さんは、小さくため息をして通路の壁に背中を付けてもたれ掛かった。そして、視線を落として俯く。
「私が凛恋の立場なら、凡人くんの彼女だったら、凡人くんに出来ることは沢山ある。沢山デートして、楽しいことを一緒にして、凡人くんの話を全部聞く。きっと、凡人くんは彼女の凛恋にしか言えないこともある。だから、私が凡人くんの彼女だったら、凡人くんの心の中にある、凡人くんの心を蝕むものを全部聞き出して一つずつ潰していく。でも、私にはそれが出来ない。だって、私は凡人くんの彼女になれなかった人間だから」
「凛恋にはちゃんと話してる。それで、俺は凛恋に救われてる」
「私からは全然凡人くんが救われてるように見えないよ。ううん、誰がどう見ても凡人くんが無理してるって分かる。栄次くんと希はどうか分からないけど、露木先生は気付いてるだろうし、萌夏だって今凡人くんを見たらすぐに気付く。でも、露木先生も萌夏も私と同じで、凡人くんの彼女じゃないから、出来ることには、凡人くんのために採れる手段は限られてる」
壁から背中を離した理緒さんは、再び俺の前に近付いて見上げた。その目には、うっすらと涙が浮かんでいた。
「露木先生も出来ることはしたんじゃないかな。元担任で年上の立場から、凡人くんにアドバイスをする。たとえ凡人くんの性格上聞き入れないと分かってても。それに、今日は少しでも凡人くんの目を川崎さんの問題から逸らすために遊園地に連れ出して、露木先生が人一倍はしゃいだ。それが露木先生が出来ること。それを露木先生はやったけど、今の凡人くんは変わらず悩んでる。でもね、露木先生もちゃんと分かってるよ。一日遊園地に連れ出しただけで解決出来るほど軽くない問題だってことくらい。でも、こっちに居られる時間が、凡人くんの側に居られる時間が短い露木先生に出来ることはそれしかなかった。きっともの凄く悔しいと思う」
理緒さんはグロスの光沢を放つ唇を震わせて、首を横に振った。
「私も露木先生と同じことを考えたよ。でもやっぱり時間がなさ過ぎる。それに、その方法は露木先生だけじゃなくて他の人も選ぶと思った。だから……私しか選ばない方法を選んだの」
いきなり俺の体を壁に押し付けた理緒さんを見て、俺はすぐに理緒さんの体を押し退けようとした。でも、俺の手を躱した理緒さんは、俺の首に両手を回して背伸びをした。
「んっ……んんっ……」
押し付けるように唇を重ねた理緒さんの舌が、俺の舌を絡め取って熱く深いキスをする。
拒む意志はあって、拒もうと手を動かして押し退けようとする。でも、理緒さんは押し退けようとする俺の手が入る隙間もないほど、ピッタリと体を密着させる。
気が付けば、押し退けようとしていた俺の手からは力が抜け、体の横に垂れ下がっていた。
理緒さんは高校の頃から誰が見ても可愛いと言う容姿をした人だった。だから、俺の目から見ても凄く可愛い女性だと思う。
凛恋に対する罪悪感を抱こうとすると、理緒さんの舌の感触と唇の隙間から漏れる吐息、そして体から伝わる理緒さんの体温と体の柔らかさが、俺の思考を遮断する。
「本気のキスどうだった? 昔は私のキス、凄く気持ち良いって言われてたんだよ?」
「理緒さん……ダメだ」
クスクス笑った理緒さんが、俺のシャツの裾から手を入れるのを拒もうとする。でも、さっきのキスでまるで金縛りにあったように体が動かない。
「私、エッチにも自信あるよ? 高校で凡人くんと再会してから誰ともしてないけど、それでも凡人くんとしか経験ない凛恋よりも、絶対に私の方が凡人くんを満足させられる」
俺のシャツから手を抜いた理緒さんは、俺の手を掴んで自分の太腿へ触れさせる。
「凡人くんも知ってるでしょ? 私が今まで、私をいじめてた人から彼氏を奪って来たこと」
「理緒さんは、もうそのことは反省して止めたんだろ」
「そうだよ。でもね、言葉を重ねても凡人くんを救えないなら、私は出来ることをなんでもする。たとえ、それで色んな人に嫌われたとしても、凡人くんの心を楽に出来るなら、私は最低だって言われても良い」
「俺が好きなのは凛恋だけだ」
「それでも良いよ。きっと私とエッチしても凡人くんは私のことを好きにならないかもしれない。それどころか、私のことを大嫌いになるかもしれない。でも、それでも凡人くんの心にのし掛かったことを無くせるなら、私はそれでも良い」
「理緒さん? カズ?」
栄次の声が聞こえて、理緒さんが俺の体から離れた瞬間、俺は慌てて手の甲で口を拭う。その拭った手の甲には、理緒さんのグロスがべっとりと付いていた。
「凡人くん、素敵なお店に連れて来てくれてありがとう」
理緒さんは、クスッと笑いながら俺へ個包装のメイク落としシートを差し出す。
「じゃあ、私お手洗いに行くね」
「ああ」
俺は短く理緒さんに返事をして、栄次が視界に入る前にトイレへ入る。そして、すぐに洗面台の鏡を見た。
手の甲で拭っていても、俺の唇にはべっとりと理緒さんのグロスが残っていて、俺は理緒さんに手渡されたメイク落としシートで口を拭く。そして、水でも何度も唇を洗った。
「カズ?」
「済まん。ちょっと飲み過ぎたみたいだ」
洗面台から顔を上げながら、トイレに入って来た栄次へ返事をする。そして、横目で鏡を見て、自分の唇にグロスが残っていないのを確認し、まだグロスの残った右手の甲を栄次に見えないように隠した。
「飲み過ぎるなよ」
「分かってる。栄次はトイレか?」
「ああ。理緒さんとカズの声が聞こえたけど、何の話だったんだ?」
「良い店に連れて来てくれてありがとうって言われた」
用を足す栄次に悟られないように手を洗う。しかし、完全に手の甲からは落ちない。メイク落としシートなら落ちるのかもしれないが、唇を拭くのに全て使ってしまった。
「昨日、理緒さんを送った時、カズと凛恋さんの邪魔はしないでほしいって言ったんだ」
「え? ……理緒さんは、なんて?」
「"凛恋と居ることは、凡人くんのためにならない"ってさ。それと、カズ以外の男に送られたくないから、もう俺に送らないで放っておいてほしいとも言われた」
「俺は凛恋が好きだよ」
「分かってる。でも気になるんだ。俺が昨日話した理緒さんは、全く笑ってなかった。真剣に俺に話してたんだ。だから、きっと本気だと思う。本気で、凛恋さんからカズを奪うつもりなんだ」
「それでも、俺が好きなのは凛恋だけだ」
洗面台の縁に両手を突きながら、栄次の言葉に答える。
栄次がトイレから出て行くのを待ってから、俺もトイレを出る。すると、壁に背中を付けて立っている理緒さんが正面に居た。
「グロス取れた? 本気でキスしたから、私もグロス取れちゃって塗り直してた」
「理緒さん……」
壁から離れて近付いてくる理緒さんから逃れるように後ずさりをする。でも、すぐに俺の背中がトイレのドアに阻まれる。
「手の甲で拭かれた時、結構ショックだったな」
「俺が好きなのは凛恋だけだ。理緒さんのことは好きになれない」
背中をドアに付けながら首を横に振ると、理緒さんはクスッと笑って小首を傾げる。
「それで諦めるつもりなら、そもそも何もやってないよ?」
そう言って、理緒さんは個室の方に戻っていく。
ドアから背中を離して、早くなった鼓動を抑えるように胸に手を置く。
俺の手の甲には理緒さんのグロスが残り、唇には理緒さんのキスの感触がくっきりと残っていた。でも、気のせいか、俺の心にあった重荷が、ほんの少しだけ軽くなっている気がした。
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