不可能犯罪を目論む組織、円卓の星座が今宵仕掛けるのは密室殺人。
狂人が用意したこの犯罪に関われるのは、刑事数人と狂人が指名した一人の探偵とその助手のみ。
条件を破った場合は無差別殺人が行われる、つまり人質は一般人。更に制限時間は三時間。
この難問に挑むのが、黒いダークスーツに身を包む探偵の『黒鉄勘太郎』
羊のマスクを被る白一色に身を包む助手『羊野瞑子』
人呼んで『白い羊と黒鉄の探偵』が今宵も狂人の開く宴に挑む。
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本編である『白い羊と黒鉄の探偵』の外伝。
今回の事件を仕組む狂人はなんと組織を束ねるボス的存在の『壊れた天秤』と呼ばれる人物。
本編を読んでいると、おぉ!? っとなること間違いなしです。
もちろん読んでいなくても、密室殺人の物語として楽しめると思います。
トリック犯罪の王道とも言える密室殺人に加え、三時間という制限時間。読めばスリリングでドキドキする時間を過ごすことができるはずです。
ただ、殺人事件といっても不気味さはありますが、それを取り巻く登場人物が何処かしらユーモアに溢れていて、物語として暗くなりすぎずに最後まで楽しめると思います。
あなたもこの謎に挑んでみませんか?