第5話 さえずりじゃないピピピ、ピピ……
<__ピピピ、ピピピ、ピピピ、ピピ…………>
朝の
昨晩は
(ううーん)
背伸びしたら
丁度いいから顔を舐めてザリザリして部屋のドアを開けるようせがむ。
「(僕用のドアつけてくれない?)ミャー」
無駄と承知で言ってみたが、やはりスルーされた。
トイレを済ませに
ついでに台所で寄って口を潤す。
隣に置いてあった
そしてそこに仁王立ちしてる
(ぼ、僕まだ、何も悪いことしてないよ?)
いやいや水だけにしといて良かった。 予感がしたのよ、女の子に撫でられそうなね。
あれ嫌なんだよねー。
子どもの手のニオイって強烈で、
だから基本、子どもで触らせて良いは
二年前に神戸から転校してきた
転校生として二年先輩の
それというのも
(今じゃ一杯友達いるけどな)
チームに入ってから友達増えたって言ってる、あ、ラグビーのチームね。
東京弁はキモイ、とかって言ってくる意地悪い人間は一人もいなくて好き勝手に話せるのが嬉しいらしいんだよ。
その面々は時々ゲーム機を持参して遊びにやって来る。
ゲームが
これは、奴らの手汗が凄いことも知ってるから、外に何台も自転車が停った時点で実行する事と決めてる。 こっちの都合にお構いなく、問答無用で触ってくるんだもん。 人気者の宿命かなぁ。
その点で
<__ピピピ、ピピピ、ピピピ、ピピピ、……>
その時、2回目の朝の煩い音が鳴りだした。
名案おもいついた!
(腹にダイブだ♪)
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます