&α
「お」
「あ」
「ただいま。おかえり」
「右に同じ」
「仕事は?」
「やる気出ないから帰って来た」
「そっか」
「そっちは仕事終わりですか?」
「ええまあ。今日も街は平和ですよ」
「ネオンが無駄に光ってるもんね」
「え、ネオンきらい?」
「好きだよ。あなたがいれば」
「そっか」
いつも一緒にいれるわけではない。だからこそ、いつも一緒にいたいなとは、思う。
「さて、さけだ。さけをのむぞお」
「俺は酒よりもごはんだな。何食べたい?」
「いかのさしみ」
「いかはないなあ。買ってくる」
「わたしも行く」
「いかめしでも作るか」
今は。一緒にいる。それだけでいい。
夜の輝き 春嵐 @aiot3110
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます