Webのクオリティを超えている

現在180話まで来たが、物語の大きな転換点にきたと思いレビューしようと思う
話数が多くて手を出すのに迷うという方はこのレビューを少しでも参考にしてほしい

この小説を端的に言えば、展開に停滞がなくWeb小説のクオリティを超えている
そう言い切ることができる。そう判断した理由を書きたいと思う

と書きはじめたが私も、300話以上ある話の序盤で会社の社長になった、この展開になった瞬間続きを読むのをやめようと思った

どうせ、今までのクオリティを全て台無しにするような半端な知識で、大金を稼ぎ、バカみたいな税金がかかり、銀行かどこかからの情報漏洩に悩まされ、昔の友人がやってきて、よく分からん虐められていた過去が出てきて仕返しする、安直な展開になるのだろうと思ったからだ
商用なら編集者が無くすであろう展開もWebなら作者の裁量で書かれてしまう

だが、そんな展開にはならなかった


もし作者が大企業の社長で道楽でこの小説を書いている、みたいな話なら謝るがおそらくこの作者に会社経営の知識は一切ない。そしておそらく動画編集、投稿の経験もない

だから、書かない。徹底して知らないことは物語から除外する
その分野に詳しいサブキャラクターという存在に処理させている
そうすることで半端な知識、矛盾、寄り道、停滞が除外され、常に物語は本筋を走り続ける

簡単にいえば最初期のクオリティが常に維持され続けるのだ

これも推測だが、作者は最初から物語の大筋の展開を決めている
だから物語に矛盾が驚くほど存在しないし完結するという安心感まで存在する

長くなったが、是非一度読むことでこのクオリティを体験してみてほしい

ちなみに、このレビューで用いた理論でいくと、作者は酒池肉林の毎日を送っている。けしからん