18話 超越者の覚醒。

「さぁ、始めようか─“クロス・バースト”!」


「っ!舐めるな…!」


俺が【瞬間移動】でラプチェとの間合いを一気に詰め、【クロス・バースト】を放った。


ガキンッ!


しかし、ラプチェはどこからか取り出した槍で俺の剣撃を受け止めた。


(チッ…………ステータスどんな感じだ…?)


俺はラプチェのステータスと槍を鑑定する。


ラプチェ・オーディン Lv1 種族:創造神

HP:565786554508580058006/ 565786554508580058006

MP:1/1

STR:565786554508580058006

VIT:565786554508580058006

AGI:565786554508580058006

DEX:565786554508580058006

INT:565786554508580058006

MND:565786554508580058006

LUK:565786554508580058006

属性:天使の祝福

スキル:理歪曲プロビデンス・ディストーション 理破壊プロビデンス・ブレイカー 理創造プロビデンス・クリエイター 天使の祝福 創造神 神眼 無限循環 槍術 転移 気配感知 気配遮断 危険感知 高速HP自動回復 高速MP自動回復 アイテム・ボックス 全属性無効 状態異常無効 言語理解


神槍・グングニル レアリティ ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

神だけが持つことを許された槍。破壊する事は出来ない。投げても、捨てても、持ち主の元へ戻る。その攻撃力は一突きで地形をも破壊する。


(が、がいだと!?な…なんだよ、このステータス!?)


俺はラプチェのステータスが、兆の上の京の更に上のがいになっていることに驚愕する。


それにラプチェの持っている槍が厄介すぎる。アレをまともに食らったら多分、いや、確実に死ぬ。


「ほらほら!これでも食らいなさい!」


「くっ…!」


そう言って槍を素早く突き出してくる。俺は【回避剣アボイド・ソード】を使い、なんとか防ぐことに成功する。


「はぁ…!」


「何っ!?」


ラプチェは美珠希やベクタの使った魔法と比べ物にならないくらいの魔法を放った。突然のこともあり、俺は避けられず、まともに食らってしまう。


「ぐぁっ!?く、くそ…」


(いや、待て…おかしい。なぜ、ラプチェは魔法が使える?MPは1のはずだ…使えるわけ─っ!まさか!)


俺はまさかと思い見たことのないスキルを片っ端から鑑定する。


創造神 レアリティ Error。

あらゆる物を創造し、破壊し、造る、または造り変えることができる。

所得スキルとして、理歪曲(プロビデンス・ディストーション)、理破壊(プロビデンス・ブレイカー)、理創造(プロビデンス・クリエイター)がスキル欄に追加される。


理歪曲(プロビデンス・ディストーション) レアリティ Error。

理をねじ曲げる。


理破壊(プロビデンス・ブレイカー) レアリティ Error。

理を破壊する。


理創造(プロビデンス・クリエイター) レアリティ Error。

理を作る。


無限循環 レアリティ Error。

魔力が世界にある限り無限に魔力を使える。


天使の祝福 レアリティ Error。

MP以外全てのステータスが上昇する。


(【無限循環】か…!チッ…他のスキルも厄介だ…)


俺は冷や汗をかく。


「ってぇな………っ!」


「ッ!どこに行った!」


俺は【瞬間移動】を使い、一瞬で姿を消し、【気配遮断】で気配を消した。


「“カオス・バースト・レクイエム”!」


「っ!ぐっ…!がぁ!」


俺の高速30連撃を受け、ダメージを与える事に成功する。

だが、まだ全然HPは減っていない。今ので100万削れただけだ。


「なっ!?まさか!俺と同じことを…!」


気付くと、ラプチェは姿を消していた。恐らく、『気配遮断』を使って、姿を消してのだろう。


「そこか!」


俺が叫ぶのと同時にものすごい勢いで槍が飛んでくる。それをなんとか受け流す。しかし─


「がっ…!?」


受け流した直後、俺は


「よくもこの私に傷を…!」


ラプチェは続けざまに俺を殴ってきた。その度に俺のHPは減っていく。止む終えず、俺は【魔神化】を使った。


「っ!コレで終わりにする!“究極融合魔法・宇宙爆発光線ビッグバン・フラッシュ”!」


俺はベクタからパクった、【カタストロフ・レクイエム・ソード】を改良して、の力を宿した技を叩き込んだ。しかし─


「はっ…!」


バチッ、ガキンッ!


「なっ…!?」


ラプチェの槍によってそれが無効化され、その槍が向かう先は─


グサッ


「ガッ…!あぁぁ!っ!?」


とてつもない痛みに襲われ、次の瞬間意識が急速に遠くなる。


そして俺は膝から崩れ落ち…そのまま倒れ─


タンッ…


ることなく、俺は踏みとどまった。


「なっ、え!?」


それにはさすがのラプチェも驚いたようで、驚きを隠せないでいるようだった。その直後、


『スキル【超越者】が派生しました。すべての限界を超える者として新たに【限界破壊者リミットブレイカー】が種族として追加されました。』


という声が頭の中に響き、スキルの詳細が浮かぶ。


限界破壊者リミットブレイカー レアリティ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

すべての限界を破壊し、突破する者。老いて死ぬことがない。ステータスが新しい数値になる。使用MPが1/100になる。

HPが0になると、【限界破壊リミットブレイク】が自動発動する。


限界破壊リミットブレイク レアリティ ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

HPが0になるとすべてのステータスが一時間の間『∞』になる。一日の使用回数、3回まで。それを超えると死ぬ。


「コイツは…力が溢れてくる…!」


俺は自分のステータスを視た。


ユウキ・ハルサキ Lv999…???種族:限界破壊者リミットブレイカー

HP:54568/54568

MP:76741/76741

STR:37564

VIT:34651

AGI:51542

DEX:54324

INT:48367

MND:85452

LUK:ー99999:Errer

属性:魔神

スキル:能力創造スキルクリエイター 魔神 限界破壊者リミットブレイカー 神眼 心眼 武術総合 瞬間移動 銃術 気配遮断 危険感知 アイテム・ボックス 高速HP自動回復 高速MP自動回復 全属性耐性 状態異常無効 成長促進 経験値倍増 視認学習 言語理解

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