第49話 お願い
…ダンジョンバトルから5日後…
コウスケは、ランクエラー55層に「ダンジョンカタログ」で購入した“精霊の泉”を設置しようとしていた。
「”ダンジョンカタログ”オープン。」
……
・精霊の泉(必要MP5万)
→精霊の居心地の良い空間をつくるオブジェクト。精霊の回復力アップ。力の弱い精霊でも泉内では顕現できるようになる。
……
目の前に現れた透明のコントロールパネルを操作しながら設置場所を指定する。
「ダンジョン用精霊の泉を選択。ランクエラー55層に設置っと。」
すると、斧を入れると女神が出てくるような泉が一瞬で目の前に設置された。
ユニは泉の美しさに暫し目を奪われていたが、精霊達と一緒に飛び上がって喜んだ。
「コウスケ様ッ!ありがとうございますッ!≪精霊≫さん達も喜んでいます!」
≪≪≪ありがとう≫≫≫
ユニだけでなく、泉の効果で顕現した精霊達からもお礼を言われて、コウスケも思わず表情が綻んだ。
「今まで後回しにしてごめんね。今回のダンジョンバトルで、MPのステータスオーブを結構手に入れたから、これからは、もう少しみんなの要望にも応えられるかもね。」
コウスケ=ナギ
6歳(41歳)
LV:60 職業:勇者、ダンジョンマスター(2)、ソードマスターnew!
状態:正常
HP:7800/7800 MP:10000/60000
攻撃:1650(+200)(+200)
防御:1250(+200)(+500)(+500)
速さ:1520(+200)(+200)
魔法攻撃:2050(+200)
魔法防御:1980(+200)(+500)(+500)
【通常スキル】
属性魔法Lv:10(+2)Max up!
時空間魔法Lv:10Max
生活魔法Lv:10Max up!
テイム10Max up!
全剣術Lv:10(+2)(+2)Max up!
食事回復Lv:10Max
身体激化Lv:8up!
超回復Lv:5up!
縮地Lv:7(+2)up!
気配遮断Lv:6up!
気配察知Lv:8up!
危険察知Lv:3new!
魔力感知Lv:3new!
広域化Lv:3new!
状態異常耐性Lv:10(+2)Max up!
物理・魔法耐性Lv:5up!
偽装Lv:6 up!
家事全般Lv:5up!
並列思考Lv:10Max
思考加速Lv:10Max
【職業スキル】
聖剣技(解放、反転解放)、ダンジョン支配、不老、流星剣new!、心眼new!
【ユニークスキル】
異世界言語、交換、ダンジョンカタログ
【称号】
絶望を救いし者、森の英雄、時空王、食王
、異界のダンジョンマスター(2)、理を超えしモノ、ダンジョン踏破者(2)
魔法王new!
→属性魔法発動にかかる時間が短くなる。
魔王new!
→無制限にテイムできる。
剣王new!
→職業「ソードマスター」を取得できる。
【装備】
聖剣クロン、天魔の胸当て(×5)、聖者のマント(×5)、飛翔のブーツ(×5)、守りの腕輪(×5)、守りのピアス(×5)
【従魔】
モンタ、コッコ(コカトリスクイーン)、ドリアン(ドリアード)、白(ホーリードラゴン)new!、黒(シャドウドラゴン)new!
【リンクダンジョンコア】
聖剣クロン
【管理ダンジョン】
ランクエラー
『フハハ!コウスケはずいぶん規格外なステータスになったようじゃな。それでこそ、我が相棒じゃ。…うん…?嘆きの墓場で手にいれた職業オーブ(ダンジョンマスター)もちゃっかり使っておったのか?』
「そういうこと。」
(職業オーブ使ったら職業効果のステータスアップが重複するか確かめたら、ちゃんと重複されてたのは発見だった。でも、初期のステータスに比べたら、文字通り桁違いに強くなったな。)
ユニ達が泉で遊ぶ光景を見ていると、ドリアンと≪闇の精霊≫がコウスケに話しかけてきた。
『コウスケ…話がある。』
『わたしも話があるの。ドリアンは、説明が苦手だからまとめて話すわ。結論から言うとジュゼ王国の魔法研究所に捕らえられている≪世界樹≫と≪光の精霊≫を助けてほしいの。≪世界樹≫はドリアン、≪光の精霊≫はわたしにとって大切な存在なの。』
(ドリアンには、農園エリアや調味料生産工場の管理とか凄くお世話になっているから強い望みであれば是非とも叶えてあげたい。闇の精霊にもユニを通して、色々お世話になっているしな。)
「良いよ。それじゃ、みんなで作戦会議しようか。」
≪闇の精霊≫は、悲しい表情で答える。
『ユニには内緒にしたいの。』
(…≪時空間の精霊≫のようにユニを守るために犠牲になった系かな。それとも…。)
「わかった。でも道案内は必要だから≪闇の精霊≫には一緒に来てもらうよ。「ダンジョンカタログ」オープン。」
……
・精霊樹のペンダント(必要MP1万)
→精霊の居心地の良い小空間を保有するペンダント。精霊の回復力アップ。力の弱い精霊でもペンダント内では顕現できるようになる。
……
目の前に現れた透明のダンジョンカタログのコントロールパネルを操作して、精霊樹のペンダントを取り出して首にさげた。
『わかったわ。このペンダントに入って道案内するわ。』
(MPは食事回復スキルがあるからご飯を多めに食べれば夜までにある程度回復するし、ジュゼ王国はダンジョンバトルの敗北で警備は手薄になっているはず…。それに、今回は黒を連れていくから、本格的な潜入は夜の方が良いな。)
「晩ご飯食べたら、助けにいこう!」
『フハハ!ピクニックに行くノリで行くのだな!コウスケ!我も行くぞ。ジュゼ王国の魔法研究所には世話になったからのぅ。』
ドリアンと≪闇の精霊≫は、嬉しそうに手を取り合って喜んだ。
『『ありがとう。』』
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