第7話 ユニ

その後、緑の髪の女奴隷を除く、奴隷達に意思確認していった結果、全員が同意した。


(よほど生きているのが辛かったんだな。みんなから”ありがとう”っていわれたよ…。)


コウスケ ナギ

5歳(40歳)

LV:5 職業:無職

状態:正常

HP:250/250 MP:400/400

攻撃:100

防御:120

速さ:80

魔法攻撃:150

魔法防御:170

【通常スキル】

火魔法Lv:2new!

水魔法Lv:1new!

風魔法Lv:2new!

土魔法Lv:1new!

生活魔法Lv:5up!

短剣術Lv:2new!

剣術Lv:2new!

悪食Lv:7

疾走Lv:2new!

気配遮断Lv:3

気配察知Lv:2new!

苦痛耐性Lv:5

病気耐性Lv:6

毒耐性Lv:2new!

【ユニークスキル】

異世界言語

交換


「めっちゃ増えた…。」


(これなら、森の中でも生活できるかもしれないな。)


「あ…あのッ!私もお願いします!!」


(この人は、知識もあるみたいだし、なにしろ、この世界で初めてのまともな人間だ。今後のためにも、この世界のことを知っておきたいし、楽になりたいところ申し訳ないけど、ちょっとお願いしてみるか?)


「実は、できだけヒトと関わらないで暮らしたいと考えているのですが、この世界の知識が足りなくて困っているんです。そこで、お願いですが、しばらく一緒に行動して色々教えてもらえませんか?もちろん、しばらく同行してそれでも辛いようであれば、あのスキルを使います。俺は緑の髪や長い耳なんて気にしないので、《病気持ち》だからといって卑屈になる必要はありません。」


耳の長い女奴隷は、驚いた表情のまま固まっていた。


「あ~!すみません!人がいない場所で生活なんて下手したら街よりも危険ですよね!忘れてく『よッ…よ…よろしいのですかぁあ?』」


(なッなんだ?いきなり食い気味に返事をしてきたぞ!なんだか、ハァハァいってるし、こんなキャラだったのか。)


「も…もちろん。敵対しなければという前提がつく『て…敵対するはずがありません!!あり得ませんッ!あなたのお側においていただけるのであれば、どんなことでもいたします!め…命じられれば、よ…夜伽でもいたします。で…でも、は…初めてですので、ご満足いただけないかもしれません!こうなることがわかっていれば、あの時…長老に秘伝を教えてもらえば良かった………ブツブツ……』」


(なんだコイツ!やっぱり、この世界にまともなヤツいねぇ~~~!!!!)

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