第9話 エヘッ! 9

「私の名前はこみっちゃん! 私の夢は・・・・・・現代設定だと現代っ子らしく夢がない!?」

 ショック! 今の子供たちって夢がないんだ。そんな沈みゆく夢の無い日本にしてしまったのは大人です。

「私の夢はお母さんみたいな立派な幽霊になることです! エヘッ!」

 これで凌ごう。

「そうか。夢が無くなった奴から、暴力、いじめ、パワハラ、セクハラを行うのか。それかそいつの親が腐っていて家庭の中がそういう文化で、そのまま学校に出てくるんだろうな。」

 迷惑な。意志の弱い奴らめ。

「それに私が挑んで行けば正義貫徹で一般大衆から支持を集められるというもの。エヘッ!」

 母親と違い少し賢いエヘ幽霊ジュニア。


「ああ~退屈。」

 勉強、勉強、また勉強。つまらないのが学生生活である。まあ、大人になっても何もない生活の繰り返しなのが普通の人間なのだが。教室で佇んでいるこみっちゃん。

「こみっちゃん! 私と戦え! 勝負だ!」

 変な子がやって来た。

「私の名前は提灯お化けの娘の子提灯だ!」

 現れたのは提灯お化けの娘だった。

「胡蝶ちん?」

 こみっちゃんは独特な理解力をしている。

「違う! 子提灯だ!」

 否定する提灯お化けの子。

「私と勝負しろ! 母の恨みを晴らしてやる!」

 提灯お化けはおみっちゃんを恨んでいた。

「何かあったの?」

 全く関係していないこみっちゃん。

「あんたの母親に私の母親がいじめられたっていう話よ!」

 おみっちゃんは昔、提灯お化けのお母さんと遊んでいた。

「はあっ!? それって私は悪くないじゃない。」

 もっともなことを言うこみっちゃん。

「うるさい! 母の仇を取らせてもらうぞ!」

 胡蝶ちんはこみちゃんに攻撃を仕掛ける。

「くらえ! 必殺! 火の玉!」

 胡蝶ちんは口から火を吐いてこみっちゃんを攻撃する。

「スルー」

 こみっちゃんの体を火の玉がすり抜けていく。

「なに!? そんなのありか!?」

 胡蝶ちんは反則だと異議を申し立てる。

「こんなこともできるんだけど。ステルス。」

 こみっちゃんの姿が消える。

「姿が消えた!?」

 胡蝶ちんはこみちゃんの姿が消えて驚く。

「ふっふっふ。私がどこにいるかは分かるまい。」

 調子に乗るこみっちゃん。

「まずい!? こみっちゃんがどこにいるのか分からない!?」

 胡蝶ちんは大ピンチ。

「こういう時は相手の気配を感じとるのよ! 感じろ! 感じるのよ! こみっちゃんの気配を!」

 胡蝶ちんはこみっちゃんの気配を探る。

「できる訳ないか。アハッ!」

 胡蝶ちんはできないのでこみっちゃんの気配を感じることを諦めた。

「こうなったら実力行使だ! 拡散火の玉!」

 胡蝶ちんは当てずっぽうに四方八方に火の玉を放つ。

「これでどうだ!? やったか!? 一発ぐらいは当たっただろう!」

 自信たっぷりの胡蝶ちん。

「あの~、後ろにいるんですが。」

 呆れているこみっちゃん。

「ギャアアアアアアー! お化け!」

 こみっちゃんが背後に現れて驚く胡蝶ちん。

「おまえもお化けだろうが。驚くなよ。」

 こみっちゃんはカワイイ幽霊である。

「おお! そう言われればそうだった。アハッ!」

 うっかり胡蝶ちん。

「油断させておいて! 子提灯お化け! 最大の必殺技! くらえ! 火炎放射!」

 胡蝶ちんは口から炎を吐き続ける。

「だから姿が見えないんだから当たる訳がないじゃん。」

 当たらなければどうということはない火炎放射。

「卑怯だぞ! 出てこい! こみっちゃん!」

 胡蝶ちんはブーイングする。

「いいだろう。ステルス解除。」

 こみっちゃんは姿を現す。

「なんだ!? その大きな渦は!?」

 おみっちゃんは三つの大きな渦と共に姿を現した。

「これは妖怪の妖気と、幽霊の霊気と、人間の元気だ!」

 こみっちゃんは3つの気を扱うことができるサラブレッドであった。

「そして、長年の修行で会得した、この気を一まとめにしてぶっ放す。これが私の必殺技! くらえ! こみっちゃん砲!」

 大きなエネルギー破を胡蝶ちんにぶっ放す。

「ギャアアアアアアー!」

 胡蝶ちんはこみっちゃん砲を受けて大ダメージを受ける。

「これで一件落着っと。エヘッ!」

 勝利のエヘ笑い。

「これのどこが一件落着だ! 直ぐに火を消せ!」

 教室は胡蝶ちんの性で火の海だった。

「私の性じゃありません。エヘッ!」

 笑って誤魔化す現代っ子なエヘ幽霊ジュニア。

 つづく。


「私の名前はこみっちゃん! 私の夢はお母さんみたいな立派な幽霊になることです! エヘッ!」

 この物語はいじめっ子の母親を持って苦労する娘の物語であった。


「こみっちゃん! 私と戦え! 勝負だ!」

 また変な子がやって来た。

「私の名前は唐傘お化けの娘の子唐傘だ!」

 現れたのは唐傘お化けの娘だった。

「子唐傘? 名前をいじり続けるのは無理ね。唐揚げしか思いつかないもの。」

 こみっちゃんは独特な理解力をしている。こうして子ではなく普通の唐傘と呼ばれるようになった。

「違う! 子唐傘だ!」

 否定する唐傘お化けの子。

「私と勝負しろ! 母の恨みを晴らしてやる!」

 唐傘お化けはおみっちゃんを恨んでいた。

「何かあったの?」

 全く関係していないこみっちゃん。

「あんたの母親に私の母親がいじめられたっていう話よ!」

 おみっちゃんは昔、唐傘お化けのお母さんと遊んでいた。

「はあっ!? それって私は悪くないじゃない。」

 もっともなことを言うこみっちゃん。

「うるさい! 母の仇を取らせてもらうぞ!」

 唐傘はこみちゃんに攻撃を仕掛ける。

「くらえ! 必殺! 傘の骨飛ばし!」

 唐傘は傘の骨を飛ばしてこみっちゃんを攻撃する。

「スルー」

 こみっちゃんの体を傘の骨がすり抜けていく。

「なに!? そんなのありか!?」

 唐傘は反則だと異議を申し立てる。

「こんなこともできるんだけど。ステルス。」

 こみっちゃんの姿が消える。

「姿が消えた!?」

 唐傘はこみちゃんの姿が消えて驚く。

「ふっふっふ。私がどこにいるかは分かるまい。」

 調子に乗るこみっちゃん。

「まずい!? こみっちゃんがどこにいるのか分からない!?」

 唐傘は大ピンチ。

「こういう時は相手の気配を感じとるのよ! 感じろ! 感じるのよ! こみっちゃんの気配を!」

 唐傘はこみっちゃんの気配を探る。

「できる訳ないか。アハッ!」

 唐傘はできないのでこみっちゃんの気配を感じることを諦めた。

「こうなったら実力行使だ! 必殺! 傘回し!」

 唐傘は当てずっぽう体を回転させて飛び回る。

「これでどうだ!? やったか!? 当たっただろう!」

 自信たっぷりの唐傘。

「あの~、後ろにいるんですが。」

 呆れているこみっちゃん。

「ギャアアアアアアー! お化け!」

 こみっちゃんが背後に現れて驚く唐傘。

「おまえもお化けだろうが。驚くなよ。」

 こみっちゃんはカワイイ幽霊である。

「おお! そう言われればそうだった。アハッ!」

 うっかり唐傘。

「油断させておいて! 唐傘お化け! 最大の必殺技! くらえ! 傘の地獄突き!」

 唐傘は傘の先っぽで特攻する。

「だから姿が見えないんだから当たる訳がないじゃん。」

 当たらなければどうということはない必殺技。

「卑怯だぞ! 出てこい! こみっちゃん!」

 唐傘はブーイングする。

「いいだろう。ステルス解除。」

 こみっちゃんは姿を現す。

「なんだ!? その大きな渦は!?」

 おみっちゃんは三つの大きな渦と共に姿を現した。

「これは妖怪の妖気と、幽霊の霊気と、人間の元気だ!」

 こみっちゃんは3つの気を扱うことができるサラブレッドであった。

「そして、長年の修行で会得した、この気を一まとめにしてぶっ放す。これが私の必殺技! くらえ! こみっちゃん砲!」

 大きなエネルギー破を唐傘にぶっ放す。

「ギャアアアアアアー!」

 唐傘はこみっちゃん砲を受けて大ダメージを受ける。

「これで一件落着っと。エヘッ!」

 勝利のエヘ笑い。

「これのどこが一件落着だ! 直ぐに元に戻せ!」

 教室は唐傘の性で切り裂かれた後ばかりだった。

「私の性じゃありません。エヘッ!」

 笑って誤魔化すエヘ幽霊ジュニア。

 つづく。


「私の名前はこみっちゃん! 私の夢はお母さんみたいな立派な幽霊になることです! エヘッ!」

 この物語はエヘ幽霊な母親を持って苦労する娘の物語であった。


「こみっちゃん! 私と戦え! 勝負だ!」

 また変な挑戦者がやって来た。

「私の名前はのっぺらぼうの子供だ!」

 現れたのはのっぺらぼうの娘だった。

「新しい挑戦者ね!」

 こみっちゃんに挑んでくるものを挑戦者とする。

「私と勝負しろ! 母の恨みを晴らしてやる!」

 挑戦者はおみっちゃんを恨んでいた。

「何かあったの?」

 全く関係していないこみっちゃん。

「あんたの母親に私の母親がいじめられたっていう話よ!」

 おみっちゃんは昔、挑戦者のお母さんと遊んでいた。

「はあっ!? それって私は悪くないじゃない。」

 もっともなことを言うこみっちゃん。

「うるさい! 母の仇を取らせてもらうぞ!」

 挑戦者はこみちゃんに攻撃を仕掛ける。

「くらえ! 必殺! 顔面奪い!」

 挑戦者は顔を奪おうとしてこみっちゃんを攻撃する。

「スルー」

 こみっちゃんの体をすり抜けていく。

「なに!? そんなのありか!?」

 挑戦者は反則だと異議を申し立てる。

「こんなこともできるんだけど。ステルス。」

 こみっちゃんの姿が消える。

「姿が消えた!?」

 挑戦者はこみちゃんの姿が消えて驚く。

「ふっふっふ。私がどこにいるかは分かるまい。」

 調子に乗るこみっちゃん。

「まずい!? こみっちゃんがどこにいるのか分からない!?」

 挑戦者は大ピンチ。

「こういう時は相手の気配を感じとるのよ! 感じろ! 感じるのよ! こみっちゃんの気配を!」

 挑戦者はこみっちゃんの気配を探る。

「できる訳ないか。アハッ!」

 挑戦者はできないのでこみっちゃんの気配を感じることを諦めた。

「こうなったら実力行使だ! 必殺! 顔飛ばし!」

 挑戦者は当てずっぽうに色んな顔を飛ばして攻撃してくる。

「これでどうだ!? やったか!? 当たっただろう!」

 自信たっぷりの挑戦者。

「あの~、後ろにいるんですが。」

 呆れているこみっちゃん。

「ギャアアアアアアー! お化け!」

 こみっちゃんが背後に現れて驚く挑戦者。

「おまえもお化けだろうが。驚くなよ。」

 こみっちゃんはカワイイ幽霊である。

「おお! そう言われればそうだった。アハッ!」

 うっかり挑戦者。

「油断させておいて! のっぺらぼう! 最大の必殺技! くらえ! へのへのもへじ!」

 挑戦者は面白い顔になって特攻する。

「だから姿が見えないんだから当たる訳がないじゃん。」

 当たらなければどうということはない必殺技。

「卑怯だぞ! 出てこい! こみっちゃん!」

 挑戦者はブーイングする。

「いいだろう。ステルス解除。」

 こみっちゃんは姿を現す。

「なんだ!? その大きな渦は!?」

 おみっちゃんは三つの大きな渦と共に姿を現した。

「これは妖怪の妖気と、幽霊の霊気と、人間の元気だ!」

 こみっちゃんは3つの気を扱うことができるサラブレッドであった。

「そして、長年の修行で会得した、この気を一まとめにしてぶっ放す。これが私の必殺技! くらえ! こみっちゃん砲!」

 大きなエネルギー破を挑戦者にぶっ放す。

「ギャアアアアアアー!」

 挑戦者はこみっちゃん砲を受けて大ダメージを受ける。

「これで一件落着っと。エヘッ!」

 勝利のエヘ笑い。

「これのどこが一件落着だ! 直ぐに元に戻せ!」

 教室は挑戦者の性で顔が突き刺さりまくっていた。

「私の性じゃありません。エヘッ!」

 笑って誤魔化すエヘ幽霊ジュニア。

 つづく。

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