12月(2021年) 漫画類
卒論の影響で、趣味外の本や一次資料ばかり読んでいるので、今月は新書類はほとんどないです。なのでいきなり漫画類から始めていいでしょうという判断により、漫画のみいきます。
①比村奇石『月曜日のたわわ』3巻(ヤングマガジン)。
何を言ってもボロが出そうなので、何も言わないでおきます。でもいい話です。アイちゃんとその妹似すぎ。最初二人になったんかと思った。
②矢村いち『声がだせない少女は「彼女が優しすぎる」と思っている』6巻(少年チャンピオン)。
コミュニケーション分野の物語。結構頻繁にコミック出ますね。
修学旅行がメインの話でしたが、羨ましさを覚えます。物語もかなり進展した印象です。私自身は、飛行機には乗ったことないので、乗った暁にはもしかしたら菊乃のようになってしまうかもしれないですね。
今回の話は、実は「失声症」の有無にかかわらず、普遍的な問題を取り扱っているんじゃないかと思います。「距離感」って難しいですね。
③東ふゆ『顔に出ない柏田さんと顔に出る太田君』7巻(ドラゴンコミックス)。
たまたま二つ目のコミュニケーション分野です。柏田家の狂気を感じます。
④うちのまいこ『スローループ』5巻(まんがタイムきららフォワード)。
釣りを題材とした作品です。アニメ化が決まりましたね。近年の漫画界はアウトドア志向が高まっている印象です。ちなみに釣りを一切しなくとも、ストーリー自体が色々と考えさせられるので、おすすめです。私ですか? 釣りにはいきません。
⑤著:片瀬 茶柴 原作:城平 京『虚構推理』16巻(月刊少年マガジン)。
琴子が初めてとある表情を見せました。一体どうなってしまうのか。立花さん、相変わらず美しい。デスノートとかうみねこなど、考察系の漫画が好きな人は読んで損はないと思います。小説も出てます。
⑥赤坂アカ『かぐや様は告らせたい』24巻(ヤングジャンプコミックス)。
いよいよ最終章に入るらしい。現在連載中の漫画で、我が本棚を一番圧迫している作品だけに、一抹の寂しさを禁じえません。藤原書記は一生あんな感じでしょう。
⑦大和和紀『あさきゆめみし』新装版1巻、2巻(講談社)。
復古新装版、「大和源氏」と呼ばれるものです。私、日本文学を専攻しているので、試しにと手に取りました。かなり値が高かった……。そのおかげで、今現在ほぼ無一文です。若紫かわいい。末摘花の話は多分ふざけてる。
⑧みやびあきの『珈琲をしづかに』5巻完(モーニング)。
完結してしまいました。紫都香さんは『虚構推理』の立花さんとは別のベクトルで美しい人です。表紙の人です。珈琲は苦手だけれど、珈琲が好きになる(?)。そんなクライマックスでした。
⑨カワディMAX『やったねたえちゃん! 』4巻完(MFコミックス フラッパーシリーズ)。
読み終わるまで今巻で完結とは知らなかった……。有名ですよね、ネットでは。なにゆえか、その理由は言いませんけど。誤解を恐れず言うなら、読まないほうが良いです。それが最大級の誉め言葉だと思います。作者の想定と乖離していたら申し訳ないですが。
⑩くずしろ『兄の嫁と暮らしています』11巻 (ヤングガンガンコミックス)。
無人島に漫画を持っていくならこれを持っていきたいと思います。たぶん何の役にも立ちませんが、これを読んで死ねるなら幸せです。それほど大好きな物語。
毎回言っているけれど、志乃には幸せになってほしい。そして希さんも。
「志乃が20歳過ぎたら一緒にお酒飲みたい」
この言葉に涙腺が刺激されたのはいうまでもありません。
⑪石坂ケンタ『ざつ旅』6巻(電撃コミックスNEXT)。
アウトドアものですね。実はまだ読み終わってなかったりしますが、この文庫でほぼ唯一といってもいい、「現実世界とリンクしてる漫画」です。他は『ラーメン大好き小泉さん』くらいでしょうか。
ただ、登場人物が感染対策のためにマスクしてる漫画は、ほかに思い当たらない訳ではないですが、少なくとも弊文庫にはこの作品だけです。主人公がワクチン接種する漫画もこれだけです。またじわじわと「あれなウイルス」(作中より)が怪しい動向を見せていますが、なんの不安もなく、旅することが出来るといいですね。
ちなみに、『ざつ旅』のサブタイトル「That's Journey」がすごく好きです。音的には「ザ(ッ)ツ」な「旅」、意味的には「これぞ旅」とでも言いましょうか。なんとも秀逸です。
みなさんはもっと旅が自由になったらどこに行きたいですか? 私はやっぱり京都に行きたいです。
⑫甘党『となりの吸血鬼さん』8巻((MFC キューンシリーズ) 。
今月最後の漫画にして、今巻で最後だそうです。私はここ二年くらいで買いだしたのですが、結構歴史長いですよね。最初から追っていたら、もっとショッキングだったかもしれません。ただ、もし事前に今回で最終巻という情報を知っていなかったら普通に9巻の発売を待っていたと思います。「最終話を見る最終話」という類を見ない最終話でした。
この話、人間よりはるかに長い時間を生きる吸血鬼と人間の話なので、突き詰めれば重たい話になりかねないと思ったのですが、よかったです。
今年最後の蓬埜文庫漫画更新。完結する漫画が多かったですね。新しく入荷しようか迷ってます。
さて、今月のベストオブコミックは、文章量的にもうばれてしまっているんじゃないかと思いますが、『ざつ旅-That's Journey-』に贈りたいと思います。
今年もたくさんの漫画との出会いがありました。来年も楽しみです。
以上、蓬葉でした。
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